仕事復帰して、本当に時間がありません。
フルタイム勤務だと、通勤時間、勤務時間、保育園送り迎え時間を合わせると、11時間くらいは家の外です。
朝6時に起きて、23時に寝るとして(睡眠時間7時間。長いですか?私には短いのですが…)、起きている17時間のうち、11時間は家の外ということです。
家にいるのは6時間。わが家の子どもは、21時にはベッドに入りますので、育児の時間は、実質朝の1時間と、夕方の3時間です。
私は、この4時間の間に、家事育児を詰め込みます。
家事は子どもが寝てからでもできるのですが、夜の寝かしつけには、ワーキングマザーの最大の敵、「寝落ち」が待ち構えています。
家事を後回しにして寝かしつけをして「寝落ち」をすると、次の日に多大な支障を及ぼします。次の日どころではなく、3日間くらい尾を引きます。
ですので、わたしは、寝かしつけまでに、最低限の(明日が回るレベルの)家事を終わらせます。こうすれば、寝落ちするも可、起きてプラスアルファの家事と自分時間を過ごすのも可となり、心の余裕が違います。
しかし、4時間すべて家事というわけにはいきません。子どものお風呂や身支度、絵本や遊び、ふれあい時間、自分の身支度などもいりますから、家事時間は2時間くらいです(しかもこま切れ)。2時間で3食分の炊事・洗濯・掃除をするためには、かなりの時短家事が必要です。
そこで、本日は、家事の時短のために私が意識している2つのポイントを紹介します。
家事時短の2つのポイント
家事の時短には、
・タスクを減らすこと
・考える時間を減らすこと
この2点が重要です。
タスクを減らすということ
タスクを減らすとは、動作やアクションを減らすことです。動作やアクションを減らすことで、動作に必要な時間と、「やらなきゃ」という心理的負担を減らし、時短につなげます。
わが家の大きな戦力、食洗器を例に説明します
通常、皿洗いには
①皿を水に浸す→②スポンジに洗剤を付けて洗う→③洗剤を流す→④乾かす(拭く)→⑤食器棚にしまう
の5つのタスクがあります。
これが、食洗器を使うと、
①皿を水に浸す→②食洗器に入れる→③洗剤を入れてボタンを押す→④食器棚にしまう
4つのタスクに減ります。③などは一瞬ですから、実質的にはタスクは3つです。
続いて、掃除を例に説明します
今までの、じゃばらのホースが付いた大きな掃除機だと
①部屋を片付ける→②大きな掃除機を押し入れなどから出す→③延長コードを伸ばしてコンセントにさす→④掃除機をかける→⑤延長コードを抜いてギュルギュルンと収納する(けっこう失敗する)→⑥掃除機を押し入れにしまう
6タスクです。
これがロボット掃除機ルンバの場合は、
①部屋を片付ける→②ルンバのごみを捨てる→③ボタンを押す(出かける際に押しておく)
タスクは6→3に減っています。③は一瞬ですし、スマホからも操作できますから、実質的にタスクは2つです。
スティック掃除機の場合も、
①部屋を片付ける→②部屋の隅にあるスティック掃除機を持ってくる→③掃除機をかける→④部屋の隅にたてかける
以上です。こちらもタスクが6→4に減ります
タスクを減らすと、物理的な時間が減るのはもちろん、実は心理的な負担も減ります。
私は家事が好きではないので、昔は掃除機で掃除をしなければならないと思うだけで、気が重かったです。掃除しないとなぁと思いながら、腰が重く何時間もウダウダしていました。何なら休日1日中、掃除しないとなーと思いながらウダウダして、夜になり、掃除は次回に延期したこともたくさんありました。
この気が重い原因をつきつめて考えると、「すること」すなわちタスクが多いからだったのです。起き上がって部屋を片付け、少し離れた部屋にある大きな掃除機を取りに行く。ここまでで、既に2タスクですが、これだけやっても全く部屋はきれいになりません。はぁ。
しかし、子育て中は、うだうだしている時間がありません。さっさと掃除しないと、子どもに踏まれたり、投げ散らかして拡散されたりして、二次被害を生みます。
スティック掃除機をパッとつかんで、スイッチを入れて吸い込む。これで部分的な掃除は終了します。同じ2タスクで終了、2タスクで済みますから気持ちも楽です。
こういう風に、家事タスクを極力減らすことが、気持ちの面でも時間の面でも、時短につながります。
上記の例の他にも、タスクを減らす家電をいくつか挙げておきます。
洗濯乾燥機の乾燥部分
洗濯を干す ①洗濯物をかごに入れる→②干す→③取り入れる→④たたむ
乾燥機を使う ①乾燥機のフィルタを掃除する→②ボタンを押す→③たたむ
4タスク→3タスク(②は一瞬なので実質は2タスク)
ホットクック(自動調理家電)で煮物
通常のお鍋
①具材を切って鍋に入れる→②炒めて混ぜて調味料を投入する→③まぜながら炊く
ホットクック
①具材を切って入れ、調味料を入れる(セット)→②ボタンを押す
3タスク→2タスク(②は一瞬なので実質は1タスク。ただしホットクックの部品を洗う作業が増えるので、プラス1タスクかも)
家電に頼らずタスクを減らす方法
なお、家電に頼らずに、タスクを減らす視点もあります。
わが家の脱衣所には、バスタオル、タオル、子どものお風呂用のガーゼ、下着、パジャマ、オムツを収納しています。
お風呂に入る際は、何も準備せず何も持たず、ただ脱衣所に行けばOKです。お風呂準備のタスクを減らしています。
わが家は、洗濯乾燥機を脱衣所に置いているため、上記セット(オムツ以外)を一緒に洗濯乾燥し、そのまま脱衣所で適当にたたんで収納場所に入れてしまえば、洗濯物をたたむ際もあちこちに洗濯物を持って行く必要がありません。
洗濯する→たたむ→収納場所にしまうという表面的なタスクの数は減りませんが、ここに現れない「洗濯物を移動させる」タスクがなくなるため、結果的に時短になります。
同じ考え方で、子どもの保育園グッズも、ある特定の場所に固めて収納しています。1歩も動かずにグッズの入れ替えができるので、移動するタスクを減らして時短になります。
料理についても、
無洗米でお米をあらうタスクを減らす、自作カット野菜(ニンジンと玉ねぎの薄切りセット、キノコセット、洗ったミニトマト)で「切る」というタスクの数日分を1度で終わらせておくなど、タスクを減らして時短にしています。
考える時間を減らす方法
次に、考える時間を減らす工夫です。
分かりやすいのは、「今日の夕食の献立」を考える時間です。これを減らすため、わが家は、1週間分のお弁当と夕食のメニューを4種類(合計4週間分)作成し、平日のメニューは固定しています。
日曜日に、1週間分のメニューの野菜と3日分の生鮮食品を購入し、水曜日にネットスーパーでさらに3日分の生鮮食品を購入します。土曜日分は可能ならネットスーパーで、無理なら金曜日か土曜日に買い物に行きます。日曜日の夕食は、食べたいものを家族で決めて、日曜日の買い物に含めます。
買い物の内容も、メニュー(調理方法)も固定することで、考える時間や調べる時間を減らし、時短にしています。平日の買い物時間は実質5分、日曜日の買い物も1時間以内です。
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その他にも、
・洗濯をする日を固定し、「今日は洗濯する?しない?」の考える時間を減らす
・ルンバを稼働させる日を固定することで、今日掃除をするかしないか考える時間を減らす
わが家は、ルンバの稼働日を決め、生ごみの日は避けています。理由は、生ごみの日はごみ捨て準備に時間がかかるためです。朝の時間は貴重です。もし部屋が汚れていても、生ごみの日なら我慢しています。
・丁寧なトイレ掃除やお風呂掃除をする中掃除(ちゅうそうじ)の日を毎月第2土曜日と固定することで、いつ掃除をするか、掃除をするかしないかを考える時間を減らす。また、週末の予定を入れるかどうかの考える時間を減らす。
第2土曜日なのは、まず、日曜日は休息日+午前中に1週間分の食材の買い物があるので避けていることと、GWや年末は、月初や月末にあるので、そこを避ける目的です。なお、12月の月末は大掃除(おおそうじ)です。第2土曜日は中掃除の日なので、午前中は掃除にあてるため、遠出する予定は入れません。ですので「今週末どこか行く?」という調整もありません。
家事をする曜日等を固定してルーティーンにすると、考える時間が減らせるほか、夫の協力が得やすいというメリットもあります。
「掃除をする」「洗濯をする」の頻度を、主婦のカンに頼ると、夫はついてこられません。「今日洗濯をするの?しないの?」と逐一聞かれることになり、聞く側も聞かれる側もストレスがたまります。
家事の曜日を固定し、何なら冷蔵庫にでもスケジュールを貼っておけば、妻が寝落ちしてしまっても、「あ、洗濯ができていない」と気づいて洗濯を回してもらうことができますし、何ならそのまま洗濯大臣交代なども可能です(夫、ありがとう!)。
以上、家事の時短に必要な「タスクを減らす」「考える時間を減らす」について、お伝えできましたでしょうか。
ご家庭での家事の時短の際に、ぜひ参考にしてみてください。
(わが家の1日のスケジュールはこちら)
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(時短かフルタイムで悩んでいる方はこちら)
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(お風呂と化粧の時短はこちら)
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