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濃厚接触者の2週間自宅待機 そろそろ見直すべき時期なのでは

関東1都3県に2度目の緊急事態宣言が発出されました。そして13日には、関西、中部、福岡などが追加され、緊急事態宣言が出された地域は11都府県に拡大されました。

 

先週には東京の1日の陽性確認数が2,000人を超え、全国の感染者数も5,000人を超える日が続いています。 

 

そして、感染者数の増加に伴い、病院への入院やホテル療養さえできない、自宅待機者や自宅療養者が増えてきています。東京では先週一週間で自宅待機者が3,000人から6,000人に倍増しています。

 

 

 

 

濃厚接触者の定義

 

家族や職場で陽性者が出た場合、保健所の疫学調査に基づいて濃厚接触者が特定されます。疫学調査の内容は、おおむね次のとおりです。

 

①陽性者が発症(もしくは陽性確認)した日の2日前からの接触

②15分以上マスク無しで2メートル以内にいた人

 

同居家族の場合は、ほぼ全員が濃厚接触者になります。勤務先で陽性者出た場合も、同じチームや同じグループで仕事をしているメンバーの場合は、濃厚接触者になる可能性が大いにあります。

 

濃厚接触者に認定されると、今はおおむねPCR検査を受けることになるようです。

※数日前から神奈川県などでは、感染者数増大の影響を受け保健所の負担を軽減するため、濃厚接触者の追跡調査や検査を縮小すると発表されていますが、まだ大半の都道府県では、濃厚接触者のPCR検査が行われています。

 

PCR検査で陽性の場合は陽性者としての扱いになりますが、PCR検査で陰性であっても、濃厚接触者として陽性者との最後の接触から2週間の自宅待機が求められます。

 

自宅待機期間中は、仕事にも行けませんし学校や幼稚園、保育園にも行けません。お出かけもできませんし、買い物などの日常生活も最低限にしなければなりません。

 

 

濃厚接触者の自宅待機期間が長くなる傾向にある

 

上にのべたように、陽性者の入院やホテル療養の病床数が不足しているため、陽性者の自宅療養が爆発的に増加し、それに伴って濃厚接触者の自宅待機期間も伸びてきています。

 

同居家族の陽性者が自宅療養となった場合、その療養の最終日(通常は症状が出てから10日とか、無症状陽性者なら検査から2週間後とか)を陽性者の陽性最終日と判定します。

そして同居家族は、陽性者の陽性最終日から数えて2週間、濃厚接触者として自宅待機になります。

 

つまり、家族の誰か陽性となり自宅療養となった場合、その同居家族は、最大4週間近くの自宅待機を余技なくされるのです。

これは、家庭内で後から陽性者が出るとさらに長くなります。

 

この、同居家族の最大4週間の自宅待機、文字で書くとあっさりしていますが、実際はすごく大変です。

 

オンライン授業もいまだ始まらない高校生以下の子どもが1か月近く学校を休むことは、学業への影響もさることながら、精神面での成長にも大きな影響を及ぼします。

3月4月の一斉休校期間は、学校全体が休校だったため自分一人だけ学業が遅れる懸念はありませんでした。しかし、濃厚接触者としての自宅待機の場合、学校は通常通り授業をしているため、自分だけが勉強が遅れます。

 

大人も、いくらリモートワークが広がっているとはいえ、1か月1度も出勤しなくても影響がない仕事に就いている人がどれほどいるというのでしょうか。

仕事内容が医療職や介護職だったり、エッセンシャルワークだったりすると、濃厚接触者としての自宅待機期間が長くなればなるほど、社会への影響も甚大です。

 

 

そして、繰り返しになりますが、東京都はすでに、特に60歳以下の陽性者は自宅待機が主流になっています。家族の誰かが陽性になっても、ホテル療養をしてもらって家族と離れることはできません。陽性者が自分で療養先ホテルを見つけることも通常は不可能です。ホテルに受け入れてもらえません。

 

陰性の濃厚接触者も、同じく自分でホテルを探すことは、受け入れ先の問題で困難です。

 

結果、陰性の同居家族は否応なく自宅待機が必要になります。

 

陽性者が増えると濃厚接触者が雪だるま式に増え、追跡する保健所の負担も増大します。 

 

これ、このまま適用し続けると、社会への影響が大きすぎませんか?

 

 

自宅待機は2週間必要なのか?

 

私は、この2週間の待機期間を見直すべき時期にきているのではないかと考えています。 

 

濃厚接触者の2週間の待機期間は、日本国内では、新型コロナウイルス感染症が広まり始めてからずっと変わらず適用され、現在も変わりません。

これほど日本でも感染者数が増加し、濃厚接触者も増加しているのだから、陽性者との接触から13日目や14日目に発症した人や陽性になった人の数や割合は、調査されていないのでしょうか?

 

 

東京の11月1日~12月24日までの感染者の累計は23,000人ほどです。

1人の陽性者に5人程度の濃厚接触者がいて、濃厚接触者に全てPCR検査ができるようになったのが11月からだとしても、濃厚接触者は11万5,000人います。このうちPCR検査で陽性だった人が多く見積もって1割としても、濃厚接触者で陰性者は都内だけで10万人程度存在します。

この10万人のうち、最終濃厚接触日から13日目14日目に発症したり陽性になった人のデータはないのでしょうか?

 

 

そして、この1か月の同居家族の自宅待機、行政側の都合で陽性者が入院やホテル療養ができないという理由で期間が延びていることが問題なのです。

  

陽性になった家族がすぐに入院やホテル療養に入れていれば自宅待機は最大2週間で済みます。これが療養先ホテルが満杯だという理由で自宅療養となると、家族の自宅待機期間は1か月に伸びてしまいます。

 

これから入試シーズンを迎えます。家族が感染して濃厚接触者になった中学3年生や高校3年生は、自宅待機で誰とも会えないまま、最長1か月を自宅で過ごすことを余儀なくされます。塾にも行けませんし、先生にも会えません。

2週間の待機で済めば、学校の先生にも塾の先生にも最後に激励してもらえたのに、それがかなわないことになります。

2週間で済めば普通に受験ができたのに、1か月に伸びたことで別室受験や再受験対象になることもあるでしょう。

 

これ、影響が大きすぎないでしょうか?

 

最終濃厚接触日から14日後の感染者が一定割合存在するエビデンスがあるなら、この2週間の自宅待機は理解できます。しかし、そのようなデータは少なくとも日本の機関での調査では見つけられませんでした。

 

ウイルスの種類が異なるかもしれない海外の事例のごく少数の事例をよりどころに、4月から全く変わらない2週間を適用するには、既に感染者が増えすぎて、今後さらにマイナス面が大きくなっていくような気がします。

 

既に東京都では、特に若年の家族が感染したら、同居家族は1か月は家から出られないと覚悟しておく状況です。近い時期に、神奈川県や埼玉県、千葉県、大阪府兵庫県でも同様になるでしょう。

 

 

 

行政が一度決めたルールを変更するのは難しい

 

行政や保健機関が1度決めたルールを見直すことはすごく難しいです。

 

特に今回のような感染者数や人の命に関わる問題の場合、緩めた基準を適用した後に感染がさらに拡大すると、そこに明確なエビデンスがなくても、ルールを緩めたことが感染拡大の原因として上げられて責任を追及されます。

厚生労働省の官僚がこれを行うことはほぼ不可能ですし、政治家も医師も、誰しも自分が責任追及されて立場が危うくなるようなルールの緩和は、やりたくありません。

 

これは、新型コロナウイルス感染症が、SARSやMARSと同様に感染症2類相当とされており、せめてインフルエンザと同様の5類に落とすべきという意見が強くあるにもかかわらず、認定が変わらないことにも通じます。

誰しも危険を侵して今の仕組みを変えることはやりたくないのです。

 

ただ、繰り返しになりますが、行政の新型コロナウイルス対策の影響で、陽性者の自宅待機が増えています。

 

東京都の人口は1,200万です。東京都の1日の感染者数が1万人になったら、概算で、濃厚接触者5×28日間の140万人が自宅待機になります。東京都の人口8.5人に1人が自宅待機です。子どもも大人も、医師も看護師も、8.5人に1人が自宅待機です。

 

1日の感染者数1万人、それほどの感染者数は増加しないと思いますか?それともそのくらいは感染者が出るだろうと思いますか?

会社や学校や病院で、8.5人に1人が来られない状況になっても、社会は回っていくのでしょうか。

 

アメリカの状況を調べました

 

アメリカでは、2020年12月に、米CDCが濃厚接触者の隔離期間を見直し、PCR検査陰性者は7日、検査を受けない場合でも10日にするようガイドラインが変更されました。

 

その理由については、「新たな分析の結果、期間を短縮することによる感染拡大のリスクは許容できる選択肢であることがわかった」しており、「これにより、隔離の対象者や、確認にあたる保健当局の負担を減らすことができる」とも述べています。

 

感染者数も死亡者数も世界一であるアメリカにおける新型コロナウイルス感染症対策が、全てうまくいっているとは思っていませんが、WHOと並ぶ世界随一の保険機関であるCDCの見解は、参考にすべきガイドラインであることに変わりがありません。

 

日本でも、社会への影響を考慮し、2週間の待機期間を再検討すべき時期に来ているのではないでしょうか。

 

それではまた

 

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