ワーキングマザー陸マイラーが今日も行く

フルタイム共働きのワーキングマザーです。陸マイラーもやっています。

年末年始に働く看護師さんたちあればいいなと思う支援の話

医療体制が逼迫しています

 

コロナ禍の医療体制について、看護師不足による医療体制の逼迫が問題になっています。

 

この問題、行政が受け入れ病院に対して手厚い補助を出したり、病院も様々な工夫を凝らしたり、いろいろ手を打とうとしているよう。

 

しかし、ワーキングマザー目線で見ると、そもそも年末年始って保育園も学校も学童もお休みですので、小さな子どものいる家庭は本来すごく働きにくい期間なのですが、この部分の支援というか手厚さが見えてこないのが心配になります。

 

 

わが子の通う保育園でも、お盆休みや春休みで保育園が休園になる期間はありませんが、年末年始だけはお休みになります。私の住む地域の学童も同じです。

ですので、夏休みや春休みの長期休みと異なり、冬休みは預ける場所がなくなり、働くのは難しくなります。

 

今年の年末年始、新型コロナウイルス感染症の拡大により、病院で医療従事者が不足するという話がしきりに叫ばれており、医療従事者の年末年始の勤務を明に暗にお願いするような風潮になっていますが、看護師さん、特に今までは年末年始をお休みされていた看護師さんの中には、年末年始、保育園や学童などの預け先がないから働いていない人もいるのではないでしょうか。

 

また、これまで働いていた方や、今年は業務上勤務が必要な方でも、この保育園や学童の問題に直面されて、困られている方もいるのではないでしょうか。

 

おそらくこれまでも今年も、みなさん、家族の協力や院内保育の利用などで乗り切っていかれるのだと思うのですが 、この部分で、行政からの配慮があればいいのになと私は思います。

 

 

看護師さんたちにあればいいなと思う支援

 

具体的には、

(1)年末年始の院内保育園の保育料の補助を行う

(2)院内保育園で低学年の子どもも預かれるように規定を緩める

 

この2点について行政から支援があれば、年末年始、看護師さんも医療従事者の皆さんも働きやすくなるのではないかと考えています。

 

 

(1)年末年始の院内保育園の保育料の補助を行う について

 

地域の保育園に通う場合、保育料は地域の保育園のある自治体に払っています。そして現在、3歳児以上の保育料は無料です。

 

しかし、年末年始の保育園お休み期間に病院の院内保育園に預けて勤務する場合、院内保育園に別途保育料を払う必要があります。

 

院内保育園の保育料は、その病院や保育園の設定によりますが、院内保育園のある病院に勤務して、病院の院内保育園に子どもを預ける場合、1日3,000円~5,000円程度、夜間料金は割増というような設定をしている院内保育園が多いです。

 

もともと、普段忙しく働いて子どもも保育園で頑張っているので、年末年始の保育園お休み期間くらい家で子どもと過ごしたいと思って休みを取っていたパパ・ママ看護師さんが、1日5,000円の院内保育園の料金を払ってまで出勤するのは、かなり心理的に壁があるでしょう。いつもと違う保育園に通うのも、子ども自身が大変な思いをするのではという心配もあります。

 

この部分について、院内保育園の料金が無料になるように、行政が補助を出せば、保育料の壁はひとまず無くせます。

 

もし預け先と保育料の心配がなくなれば、予定していたお休み期間のうち数日はお休みを返上して出勤してくださる看護師さんも出てくるのではないでしょうか。医師や看護助手、事務の方も勤務しやすくなるのではないでしょうか。

 

新型コロナウイルス感染症患者を受け入れているような大きな病院であれば、たいていは院内保育園が併設されていると思います。お休みしたい・お休みさせたいと思っている人の気持ちを動かすには、行政や病院のお願いだけでは限界の時期にきています。具体的に預けるパパママの負担が減るような対策が必要です。

 

 

 

(2)院内保育園で低学年の子どもも預かれるように規定を緩める について

 

年末年始は、小学生が通う学童もお休みになります。

 

3月4月の学校が休校になった時期、共働き家庭(特に医療従事者・介護従事者等)のために、学童だけは開設していたり、学校で自習時間として登校させてくれていた自治体もありましたが、年末年始はもともと学童もお休みです。

 

そこで、通常は5歳児(6歳の3月まで)しかあずかれない院内保育園に対して、小学校低学年までは、院内保育園で預かる運用ができるよう、行政側が規定を緩めて柔軟に対応してはどうでしょうか。もちろん保育料の補助も併せて実施します。

 

小学校低学年の子どもを、年末年始一人で留守番させて出勤できる家庭はありません。パパやママが出勤が必要となっても、預け先がなければ働くことはできません。祖父母や家族の協力にも、限界があります。年末年始はどこの家庭も忙しいし、祖父母は高齢となれば、預かる方も預ける方も躊躇する部分もあるかもしれません。

 

国や国民が、医療従事者の方々に働いてほしいと希望するなら、働ける環境は整えるように努力するべきです。年末年始の数日間、低学年の子どもくらいは、院内保育園でも預かれるように規定を時限的に改正するなどすれば、預け先の確保に困る医療従事者が減るのではないでしょうか。

 

最後に

 

共働き家庭は、パパママが2人とも出勤するためには、必ず預け先が必要です。

このコロナ禍のおり、なんとしてでも看護師さんや医療従事者の勤務を確保しないといけないような状況の中で、家庭だけに子どもの預け先を確保する負担を負わせるのは、無理があります。

 

ぜひ行政には、病院に対して「医療従事者の確保を」と声高に叫ぶ前に、医療従事者の方が働いても大丈夫になるような環境づくりに配慮して欲しいと思います。

 

 

 

【合わせて読みたい】

 

www.workingmother-rikumiler.com

www.workingmother-rikumiler.com

 

 

お役に立てましたら、ポチっとお願いします。ブログ村に遷移します

にほんブログ村 子育てブログ ワーキングマザー育児へ
にほんブログ村