毎年、3月11日には夫と災害時のことを話し合うのですが、今年も東日本大震災10年目の3月11日に、災害が起こった時のための話し合いを行い、夫婦のルールを決めました。
ルール1 子ども離れない動き方をする
わが家は共働き家庭で、子どもは1人です。休日はほぼ、両親二人もしくはどちらかが必ず子どもと一緒にいます。逆に平日は、両親は仕事で子どもは保育園です。
わが家では、休日に被災した場合、子どもと一緒にいる方が子どもを優先にして動き、子どもと離れて誰かを探すことはしないようにしようと決めました。子どもと一緒にいない方が、子どもと相手を探して動き回るということにしました。
ルール2 避難場所を再確認する
わが家は数年前に新築した家なので、地震で倒壊する可能性は低いです。また家具がほとんど作り付けなので、家具の下敷きになる可能性も低いです。
今回の話し合いの際に、地区の災害マップで、地区の避難場所も自宅の場所も、津波の影響がないことを再度確認したので(災害マップは年度で多少変わることがあるので、毎年でなくても数年に1度は確認することをお勧めします。)、避難場所を決めました。(わが家の地域は、地区ごとに避難場所を決めておらず、避難場所マップに自ら赴くルールです。)
ルール1に基づき、子どもと一緒にいる方が子どもを優先した動きをします。子どもと一緒にいる方が自宅にいる場合は、自宅の状況を見たうえで、避難場所に避難します。自宅にとどまれそうなら自宅にとどまります(子どもが小さいため)
子どもと一緒にいない方は、自宅か避難場所を探します。
外で被災した場合は、子どもと一緒にいる方が、身の安全を確保した上で何とか帰宅して避難場所に行く方法を考えて動きます。安全を考慮し動かないほうがいいと判断した場合、子どもと一緒にいる方は動かないという選択も考慮します。子どもといない方は、相手を探す努力をします。
ルール3 仕事中に被災した場合は夫が子どもを迎えに行く
わが子の通園する保育園は、立地的に津波の影響は受けません。また建物も比較的新しく倒壊などの心配もなさそうです。親がたどりお迎えに行くまでは保育園が責任をもって預かってくれるはずです。
わが家は社内結婚なので、同じ会社同じ場所で働いています。
会社の災害時BCPを確認すると、私(妻)の業務は継続業務になっており、夫の業務は非継続業務になっていました。また、夫のほうが体力があり足も速く、会社から自宅までの道もよく知っています。そこでわが家は、平日に被災した場合は夫が帰宅して子どもを迎えに行くことを決めました。
安否確認は会社のシステムで可能ですので、お互い安否確認をしてからお迎えに行くこと、保育園までは徒歩で〇時間くらいかかるので、そのくらいに再度安否確認連絡をすることも共有しました。
これで、相手がお迎えに向かったのかどうか分からないまま動く可能性が減りました。
ルール4 寝室の防災環境を整える
寝室のベッド下に使っていない厚手のスリッパと靴下を入れてあります。また同じ場所に懐中電灯も入れてあります。
これは、耐震化できている自宅で被災した場合に、一番可能性が高いケガは落ちたガラスなどで手足を切ることで、特に足を怪我すると自分も動けず誰も助けられないので、被災時はまずは足を守ると、災害セミナーで教わったからです。
本当は使っていない運動靴などを入れられるといいので、今後安めの運動靴を購入しようと話し合いました。
起きている時の被災であれば何かしら靴下やスリッパは履いていますし、すぐに逃げることも可能ですが、寝ている時だとすぐに逃げるのは難しく、しかし自宅にいる時間で一番長いのは寝ている時間なので、寝室周りを整えています。
寝室のベッドサイドに重いものや割れるものは置かないこと、予備の毛布や布団の場所なども共有しました。
災害用の備蓄用品の場所の確認
最後に、災害用備蓄用品の保管場所を確認しました。防災用品をひとところにまとめられるといいのですが、持ち出し用防災リュックはともかく、ガスコンロやガス、備蓄の水、予備の毛布や布団、工具類などは、日常で使うこともありますし、場所も一つにまとめることはわが家では難しいです。
そして頻繁に使うのは私なので、私が使いやすいように保管場所を変えてしまうこともあります。
年に1度、これはどこにあるということを夫婦で共有することで、夫が子供と避難する際に必要なものを把握できるようにしました。
関西在住の私は、震災訓練や防災の日といえば1月17日(阪神淡路大震災の日)だったのですが、10年前の東日本大震災で、災害の概念もまた変わった気がします。
あの大災害で知ったこと、感じたことを踏まえて、1年に1度、防災意識のブラッシュアップをしています。
最後になりましたが、震災でお亡くなりになられた方のご冥福をお祈りします。
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