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フルタイム共働きのワーキングマザーです。陸マイラーもやっています。

夫が変わった?! 家事と子育て 夫の進化とその理由

以前、このような記事を書きました。 

www.workingmother-rikumiler.com

  

しかし、最近夫が、少し変わってきました。なんと、「1日、休もうか?」と夫から申し出があったのです。

 

今回は、なぜ、夫が変わってきたのか、考察してみます。

 

 

  

 

夫が変わった

 

わが家の夫、子育ては積極的にしています。家事分担も、それなりに担当してくれるようになってきました。

しかし、やはり、仕事が第一でした。なぜなら「男は仕事をするべき」「女は家庭を守るべき」と思っているから。そう育てられたから。

 

子どもの頃から植え付けられた性別役割分担の意識は、そう簡単には変わりません。

DINKS時代も、育休復帰後も、この、夫の「性別役割分担」意識が、大きな壁でした。

 

しかし、夫が最近、変わってきました。どのように、変わったのか?

 

朝食を作るようになった

わが家、朝はパン食です。

ですので、朝食を作るといっても、パンを焼く、コーヒーを淹れる、チーズやヨーグルト、野菜(カット済)を出す、くらいの作業しかないのですが、これを、夫がやるようになりました。

 

夫はこれまで、休日に、自分の作りたい料理を作って、振る舞うことはありましたが、平日の、いわゆる、普通のご飯については、例え、素麺ひとつでも、自分から作る、ということはしませんでした。

ご飯を作るのは妻の役割、男は台所に入るべからず、の人でした。

 

しかし、2歳の息子がイヤイヤ期に入り、朝の気分で、朝の着替えについて、「お母さんがいい」「お父さんがいい」とイヤイヤします。ほとんど「お母さんがいい」になるのですが。

 

これまでは、夫が息子の身支度をしている間に、私が朝ごはんの準備をしていましたが、「お母さんがいい」となると、朝ごはんの準備の手が止まります。

 

かつては、「お母さんがいい」となると、これ幸いと、新聞を読んだりしていた夫でしたが、年明けごろから、朝ごはんの準備をするようになりました。

 

 

「今日、1日休もうか?」の一言が出た

 

今まで、保育園お休み、となった場合、半日ずつ交代で、仕事を休むことはありましたが、「1日休み」を、夫が申し出たことはありませんでした。

 

新型コロナの影響で、子どもの通う保育園の、お迎え基準が、厳しくなりました。

咳をしている、鼻水が出る、37.5℃以上の熱がある、の、どれか1つでも当てはまると、お迎え要請があります。

 

1歳児クラス、鼻水が出ていない子の方が、少ないです。結果、お迎え要請の回数が増え、保育園をお休みする日も増えました。

 

ある日、朝の検温で、37.6℃。保育園はお休み決定です。

すると、夫が一言。「今日、一日休めるよ。休もうか?」

 

ずっと待ち望んでいた言葉を聞くことができました。

 

 

会社に、残業をしない宣言をしてきた

 

下にも書きますが、春に、妻である私の仕事が、繁忙期に入ります。

 

夫は、保育園のお迎えに行けるよう、職場と調整したそうです。そうです。残業なし勤務の開始です。

 

本当に出来るのか、不安はありますが、言い出した以上、何とかすると思うので、何も言わずに、いや、感謝の言葉だけ伝えて、見守ります。

 

では、なぜ夫が変わってきたのか、考えてみます。 

 

夫が変わった理由その1 妻の我慢が実を結んだ

 

わが家は、社内結婚です。相手の仕事内容や、どの時期が忙しいのか、そしてその理由はなぜか、が、だいたい分かります。

 

夫の繁忙期は、夏から冬。妻である私の繁忙期は、春。繁忙期がずれています。

 

昨年の春は、子どもも保育園に通い始めで、それはもう熱を出し、熱を出し、大変でしたが、私も育休から復帰したてで、職場の配慮も多く、私がメインに対応していました。

 

しかし今年は、私も、繁忙期対応をしなければなりません。

 

夫の繁忙期は、私が、家庭メインで対応しました。

夫の繁忙期に、子どもが熱を出しても、夫に休んでもらうことは、ありませんでした。なぜなら、繁忙期だとわかっているから。

繁忙期に丸1日休むことが、どれほど自分と周りのスケジュールを狂わせるのか、ある程度理解していたからです。

 

夫の繁忙期が終わり、私の繁忙期が迫ってきました。

 

夫婦の会話で、夫が、「職場に、これからは妻が繁忙期なので、自分は子育てが忙しくなる」と話をしたことを知りました。

 

これだけでも、内心は驚きましたが、感謝だけ伝え、様子を見ていました。そうすると、あの「1日休む」宣言と、「残業しない」宣言でした。

 

ぼくの我慢が~いつか実を結び~♪

 

夫の繁忙期、子どもが熱を出し、私が休む際、「あなたは繁忙期だから、私が何とかするよ」と、ことあるごとに伝えてきました。それこそ、押しつけがましいくらいに。

 

私が黙って自分が休むのではなく、「あなたは繁忙期だから、繁忙期だから私が。」と言い続けたことで、「次は自分がやらないと」という意識を、持ったのでしょう。 

 

夫のトリセツ (講談社+α新書)

夫のトリセツ (講談社+α新書)

 

 

この本によると、夫は、男性は、言わないと分からないようです。察して動くのは、難しい。女性同士のような、阿吽の呼吸は、無理だそう。

 

妻のトリセツ (講談社+α新書)

妻のトリセツ (講談社+α新書)

 

この本によると、ホモサピエンスの女性は、長期間にわたる、乳児を育てて子孫を残すというミッションをクリアするため、女性同士で、察して動く能力、コミュニケーション力を磨いてきたようです。

そうです、女性は、察してほしい生き物です。自分の行動を見て、察してほしくて、察してほしい、という空気を出して、それでも夫が気付いてくれないと、爆発します。

 

この本を読んで、夫に、私の動きで察してもらうことは、止めました。できる限り、言葉で、今の状況を話すように心がけました。

 

我慢していることを、我慢しているんだ、と、(ゆるやかにでも)伝えることで、夫が、変わってきたようです。

 

夫が変わった理由その2 会社が少し変わった

 

期しくも、世の中は、コロナコロナコロナです。

 

典型的日本企業、カチカチの8時間勤務だったわが社も、やれ在宅だ、やれ時差出勤だ、と、働き方が、少しずつ変わってきました。

 

先に、性別役割分担の話を書きました。夫は、「男は仕事、女は家庭が一番良い」と信じていると。

この性別役割分担の意識、一番厄介なのは、「周りの人も、そう思っているはず」と信じて疑わないところです。

 

どうなるか。「子育てに協力したいのはやまやまだが、周りの人は、『男は仕事をするべき』と思っているから、積極的に休みなんて、取れないよ」となってしまうのです。

 

しかし、女性活躍推進と、新型コロナの影響で、会社も、在宅ワークの推進に力を入れ始めました。

特に在宅ワークについては、目標数値を設定し、特に子育て世帯には、積極的に、制度を利用するよう、アナウンスがありました。

 

その影響で、夫は上司から、在宅リモートワークをしてみるよう、促されたようです。先日、初めての在宅リモートワークをしていました。

結果、デメリットがメリットを上回った、と話してくれました。 

良いと分かれば、もっとやっていこう、取り入れよう、と前向きなのが、夫の良いところ。

「次は、〇日に在宅予定だから、その日、お迎えに行こうか?」と、伝えてくれるようになりました。

 

やはり、会社が、社会が変われば、男性も女性も、子育てと仕事を両立しやすくなるなと、感じた一幕でした。

 

夫が変わった理由その3 私が接し方を変えた

上にも紹介した、「夫のトリセツ」「妻のトリセツ」を読んで、夫への接し方を変えました。

夫のトリセツ (講談社+α新書)

妻のトリセツ (講談社+α新書)

 

男性は、狩りをする生き物なので、空間認知能力に優れている。女性は、赤ん坊を育てる必要があるので、女性同士で協力するためのコミュニケーション能力に優れている。

 

2冊の本の大筋は、この流れに沿って書かれています。

 

その中で、私が夫への接し方に対して気を付けたこと。 

  • 察して欲しいと待つのではなく、きちんと話して説明する
  • 夫の言葉の、裏を読まないようにする
  • 夫の沈黙は、機嫌が悪いわけではないので、マイナスに捉えない
(全て本の受け売りです。)
 

例えば、

「息子の着替えをするから、コーヒーのお湯を沸かして、食パンをグリルで焼いてね、でないと全部が遅くなるからね」

「(夫)ごはん、これだけ」「(妻)そう。これは2人で分ける分で、こっちの小皿全部食べていいよ。お米は、おかわりがあるよ」(夫は、料理が少ないと文句を言っているわけではない、と理解する。)

「今日保育園でね…」「(夫 沈黙)」「〇〇先生、よく見てくれているよね~」「(夫 沈黙)」「それからさ、今日会社でね…」

などです。 

 

もちろん、話しても、分かってもらえないこともあります。

洗濯物を畳む作業について、いくら話しても、映画を見ながら、一緒に畳む、ということはしてくれません。

なぜなら、夫は映画好きなので、映画を見ながら、他の事をするのは、映画に失礼だから、だそうです。私には、分からない感覚です。

 

でも、理由を話してくれることで、なぜやってくれないのかは、分かるようになり、少しストレスが減りました。

 

これまでは、

洗濯物を畳む私は、なぜ目の前で畳んでいるのに、手伝ってくれないのだろうか、と、イライラしていました。

今は、「一緒に畳んで」「映画を見ているから、後でね」「(畳み終わった)終わったよ、後で片付けだけお願いね」「分かった」

となりました。

 

最後に

 

夫の変化、一つ一つは小さなことなのです。でも、積み重なると、かなり大きな戦力になってきます。

 

夫が協力してくれると、私も、夫のために何かしてあげたい、という気持ちになります。そうするときっと夫も、気分が良い。良い循環ですね。

 

この良い循環が、夫婦円満、ということなのかもしれません。

 

そして、この夫婦円満は、ほんの少しのきっかけや、働きかけで、簡単に作っていけるのかもしません。

 

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