先日、子どもが入院しました。
病気自体は、すでに完治しましたが、入院費用に驚いたので書いておきます。加えて、子どもの医療保険についても再考したので記載します。
子どもの入院費用
子どもが入院した場合、どのくらいの費用がかかると思いますか?
自分の体験だと、保険適用で3割負担の場合、1日あたり2万円から3万円くらいかなと思います。
(高額療養費制度などを活用すると、共働き家庭の場合月額9万円弱が上限になりそうです。)
では、今回5日間入院した子どもの入院費用はいくらだったのか。
支払った金額は…
6000円と少しでした。
内訳は、医療費1,000円、食事代約5,000円です。
子どもの医療費助成
治療費請求書を確認すると、保険点数から見た治療費は、約30万円でした。
保険適用すると子どもの自己負担は2割ですので、自己負担は約6万円です。
しかし、私の居住する地域では乳幼児医療助成制度があり、子どもの医療費は1回(入院1日)あたり500円です。そして、1医療機関につき3回目以降の受診は、無料になります。
今回の入院の医療費の自己負担は、1日目と2日目の医療費がそれぞれ500円づつ、それ以降は無料で合計1,000円でした。
食事代(だいたい1食460円程度)は、医療費助成の対象外ですので、これは実費です。
したがって、乳幼児医療費助成制度の恩恵を受け、医療費がほとんどかからなかったことが分かりました。本当にありがたいことです。
医療費以外で、入院にかかった費用
入院治療費以外で、入院するに伴って必要になった費用については、以下のとおりです。
・病院の駐車料金
・付き添いの親の食事代や飲み物代
・子どものおやつやジュース(医師の許可がある場合のみ)
・紙コップや紙皿などの雑貨の雑費
・スマホの通信費(1か月の上限を少し超えました)
食事代については、病院がそれほど遠くなかったため、家に帰ってお弁当を持参したり、両親からの差し入れなどもあったため、平均して1日あたり1,000円くらいでした。
駐車料金も付き添いの親の駐車料金は格安でした。
したがって、医療費以外の費用も総額で10,000円もあれば、おつりがでるくらいでした。
子どもの保険の必要性を考える
以前、このような記事を書きました。
www.workingmother-rikumiler.com
この中で、子どもの医療保険は医療費助成がある場合はいらないのではないか、と記載していました。
今回子どもが入院して実感したこと。
「個室を希望しなければ(大部屋の入院でよければ)、わが家には子どもの医療保険は不要」です。
子どもの医療保険で人気の、月額1,000~円で子どもの医療費や損害補償をカバーするようなものだと、保険料が年額12,000円程度です。18年間加入すると216,000円です。
このような保険の場合、入院1日あたり5,000円の保険が支払われ5日間の入院だと25,000円程度の保険還付がある場合が多いです。
仮に、今回わが家が医療保険に加入していた場合、25,000円の還付があり支出の総額の約16,000円をカバーできるでしょう。
ただ保険の掛け金を考えると、18歳までに10回程度入院するか、長期(1か月単位)で入院しないと、「元」が取れない計算になります。
(保険で「元」という言い方もどうかと思いますが、分かりやすくしました。)
乳幼児医療助成制度があれば、入院しても医療費は1,000円です。わが家はサラリーマンですので一応有給休暇もあり、子どもの付き添いをしても有給休暇の範囲内の日数であれば、給料が出ます。
仮に長期の入院で看護が必要になっても、介護休暇などの制度もあります。
給料で入院費が十分に払えるにもかかわらず、20万円以上の費用をだして保険料を掛けておくのは不要だなと判断しました。
確かに入院すると、食事療養費という名目で子どもの食事代がかかります。しかし、これは家にいても食事代はかかるうえ、1日1,000円程度ですので、医療保険がないと困るというものではありません。
子どもが入院すると親の付き添いが必要な病院では、親の食事代などがかかります。ただし、こちらも通常の生活でも必要になる他、家にいる方が少し労力を出して、食事の作り置きをすることで、それなりに対応できました。
子どもが大きくなれば、付き添い対応は楽になるでしょうし、子どもが複数いれば、対応は難しくなるでしょう。このあたりも家庭によるでしょう。
病院によっては駐車料金などが高い場合もあるので、このあたりは地域性や病院によるという判断になります。
差額ベット代に保険を使う
ただ差額ベット代については乳幼児医療費助成の対象外です。
病院によりますが、個室を希望すると1日あたり5,000円~10,000円かかります。
これをカバーしようと思うのであれば、保険があると気持ちが楽になると思います。
特に子どもが小さいと、夜泣きやぐずぐずで周りに気を使うため、個室がいいなと思うことも多いと思います。保険があれば、「個室で!」と希望しやすくなりますね。
ただし、希望しても個室に空きがない場合もあります。
わが子の今回の入院では、当初個室を希望していましたが、個室は感染症の子が優先的に入っており空きがなく、大部屋への入院となりました。治療の必要があり、個室に入った場合は、差額ベット代は不要になることが多いようです。
(蛇足ですが、わが子が入院した病院は、大部屋も年齢である程度区別されており、わが子の入院期間は、同室の子はいませんでした(すなわち、大部屋を1人で利用))
したがって、「個室」というオプションが必要な場合は、子どもの医療保険に加入することも検討してもいいと思います。
例えば、大部屋では子どもの夜泣きなどで親のストレスが大きくなりそうな低年齢(5歳くらいまで)の間だけ、子どもの医療保険に加入しておくなども、良いと思います。
最後に
今回は、子どもの入院にかかる費用と医療保険のことを記載しました。
子どもの場合、入院となっても思ったより医療費はかからないので、お金の心配は不要です。子どもの心配だけしてあげてください。
保険はあくまでも保険です。保険会社の利益がなければ、保険は成り立ちません。
子どもが産まれる前や、産まれてすぐに営業された保険に、比較検討せずに加入するのはもったいないです。
子どもの身体の状態、家の家計状況を見ながら、時には保険の専門家の意見もふまえて、冷静に判断していけばいいのではないかと思います。
なお、共働き家庭の場合、お金の問題よりも、子どもの付き添いと仕事の調整がけっこう大変な問題となります。
このあたりは、また記載していきたいと思います。
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