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フルタイム共働きのワーキングマザーです。陸マイラーもやっています。

若い子がググらないということの意味が分かった話

あるテレビ番組で、20代の若手が、年長者と年代の差を感じる出来事として「ググる」ことを指示されること、という話をしていました。

 

ググる」とはグーグルで検索することです。自分が知りたい知識について、キーワードを入力して最大手検索サイトのグーグルで検索することを、「ググる」と言います。

 

 

今の20代の人は、「ググらない」そうです。

ググるかわりに、Twitterやインスタグラムのハッシュタグで検索するそうです。

 

 

この番組を見た時、ちょっと衝撃を受けました。

私は「ググる」世代です。ちょっとしたエクセルの使い方とか、時事問題とかニュースとか、何か知りたいときには、とりあえず「ググって」みます。

  

一方、20代の若者には、もうグーグル検索より、Twitterやインスタグラムのほうが、必要な情報が獲得できると認識されているようです。

  

そして先日、「あーググらないってこういうことか」と肌で感じたことがありました。

 

 

ググるよりTwitterに頼った出来事

 

先日、Gotoトラベルキャンペーンについて、大手オンライン旅行会社がキャンペーンの割引に「上限」を設けるという情報が流れました。最初は楽天で、その後はじゃらんで上限規制が発表され、その後、複数の旅行サイトが「制限」を行う情報を出してきました。

 

この「上限規制」を私が初めて知ったのはTwitterからでした。Twitter情報を追いかけつつ、Googleでの検索も行いました。10月9日の夜のことだったと思います。

 

そこで分かったことは、GoogleTwitter、情報の速さが違いました。Google検索では、オンタイムの情報はほぼなく、一つ一つのオンライン旅行会社のHPを見に行くしかなかったのですが、Twitterでは、「この会社も制限がかかる」「あのサイトも制限される」と制限がかかる予約サイトが次々につぶやかれていました。

オンタイムの情報は、Twitterがすごく強いんだなと感じた瞬間でした。

 

その後1日か2日して、Googleでも、上限設定の情報が流れ始めました。こちらは、検索上位を見ただけですが、旅行代理店ごとの上限設定をきちんとまとめて、説明しているサイトが多かったです。

 

インターネットに求めるもの

 

私はアラフォーで、インターネットとのふれあいはパソコンが最初でした。パソコン画面から無数に広がった外の世界とつながることを感じ、インターネットのすごさを体感した世代です。外とつながる最初の入り口は、ヤフーやGoogleの検索サイトでした。

 

当時、パソコンは自宅にしかなく、家族と共有でした。デスクトップ型で、今のような薄型画面ではなく、ブラウン管テレビのように後頭部が大きく飛び出たような画面でした。

 

今話題になっていることを今すぐ知るためのツールというよりは、調べたい何かが出てきたときに、腰を据えてじっくり検索して、考えるツールの一つとして使うという使い方が多かったように思います。家か学校でしか、インターネットを使える環境ではありませんでした。

 

片や今の20代の世代は、小学生中学生のときから、スマホタブレットが近くにありました。

 

SNSも広がり、今知りたいこと、今気になることを、流れ続ける膨大な情報の中から拾い上げて情報を入手するようになりました。

カバンやポケットに入っている片手で持てる機械で、世界中から流される膨大な情報を知ることができるようになれば、確かに、今知りたいことを、今知ることができるようになります。

 

Googleで検索して上位掲載される情報は、1つのコンテンツにかなり長文で説明されていることが多いので、作り手もそれなりに時間がかかりますし、すぐ「今」情報発信するというわけにはいかないでしょう。

 

その点Twitterは文字数が少なく、「今」をつぶやくツールですから、情報が早いです。

 

インターネットに求めるものが、情報の速さなのであれば、Google検索も、新聞も、テレビも、今の若い世代には、情報を得るツールとしては、適さないでしょう。若者のテレビ離れもよく言われますし、新聞離れなどは言わずもがなです。

 

 

老婆心ながら少し心配なこと

 

私も、Twitterの情報を駆使して色々調べたわけですが、やはりTwitterの高評価されたつぶやきは、いいねも多く拡散が早いです。

 

そして、いいねが多いと、その情報が正しいと思いがちになります。(私の個人的な体感です。)

 

しかし、いいねの数は、そのつぶやきに同意した人の数というだけであり、正しさの指標ではありません。

正しさは、情報を深く調べたり、他の情報と比べたりして、自分で考えて自分で判断していくしかありません。

 

しかし、Twitterは、いいねの数とリツイートが比例する傾向が高く、いいねが多い情報が、すごくたくさんリツイートで目に入ることになるため、「みんなが言っている」と思いがちになります。

 

このあたりが、SNSを利用した犯罪の拡大や、誹謗中傷の拡大につながっているのかなと感じました。ぱっと見ただけではわからない犯罪の指南に、いいねが押されてリツイートされ、みんながやっているし評価されているから、それは正しいことのように見え、犯罪だとは考えられなくなる。悪口のツイートにいいねが押されて拡散されて、みんなが言っている風に見える、だから自分も書いてもいいと思う、ということが懸念されます。

 

また、自分のツイートや投稿にいいねがされたからといって、それが正しいわけでもありません。だれかが「いいね」と思ったというそれだけです。リツイートがたくさんされたのも、正しいからではありません。誰かが自分のツイートを広めたいと思ってくれたというだけです。

 

悪口にいいねが押されたからといって、誹謗中傷を続けてもいいわけではないし、犯罪すれすれの行為のリツイートがさらに拡散されたからといって、それが正しくなるわけでもありません。自分主体の情報発信の場合も、正しさの指標をしっかり持っておく必要があります。

 

このあたり、Twitterを使うだけで習得していけるなら、Twitterはとても便利なツールだと思いますが、そうでないなら、IT教育などで軌道修正をしていく必要があると思います。

 

しかし現在は、IT教育を受ける前からSNSにどっぷりはまって活用している世代が出てきていますから、ITリテラシーの指導はますます難しくなるだろうなと感じました。

 

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