「マイルが貯まったら、特典航空券で旅行に行きたいな!」
「ヨーロッパ旅行に行く際、マイルで座席をビジネスクラスにアップグレードできるといいな」
飛行機のマイルを貯める、と聞くと、誰でも一度はこんな風に思いますよね。新婚旅行を、マイルでアップグレードしてビジネスクラスで行くために、マイルを貯め始めた、なども、社会人になりたての頃は、よく聞いていました。
しかし、現実は、仕事で飛行機に乗ることもないし、年1、2回の旅行くらいではフライトマイルなんてほとんど貯まらない、クレジットカード払いでコツコツマイル貯めても、期限切れで失効してしまう、そういう方が多いと思います。
本記事では、それほど飛行機での出張のない、普通のサラリーマンワーキングマザーでも、ビジネスクラスの航空券を入手できるほどの、マイルを貯める方法を、できるだけ分かりやすくお伝えします。
航空会社のマイルを貯める方法
航空会社のマイルを貯める方法は、
(1)飛行機に乗りフライトマイルを貯める
(2)マイルが貯まるクレジットカードでクレジット決済をして、マイルを貯める
(3)ポイントサイトを活用してマイルを貯める
の3種類があります。
航空会社は、自社の飛行機に乗ってもらうため、マイレージ制度を導入し、お客さんの囲い込みを行っています。フライトマイルは、とても分かりやすい囲い込み方で、「自社の飛行機に乗ってくれた人には、マイルを渡しますよ。マイルが貯まれば、航空券を無料でお渡しできますよ。ですので、たくさん飛行機に乗ってください!」というものです。
日本の大手航空会社である、ANAとJALは、どちらもマイレージ制度があります。そして、ANAはスターアライアンス、JALはワンワールドに加入しているため、ANAやJAL以外の、海外の航空会社の航空券についても、ANAやJALのマイルで、特典航空券を取得することができます。
陸マイラーとは
飛行機に乗らずに、ANAやJALのマイルを貯める人たちのことを、陸マイラーといいます。
20年前の陸マイラー活動の基本は、支払いをすべてANAやJALのクレジットカードに集約し、クレジットカード払いのポイントをマイルに交換する、クレジット決済の方法でした(上記の(2)の方法)。
しかしこの方法は、「支出は収入の壁を越えない」という限界があります。
旅先に人気のハワイに行くには、通常時期(レギュラーシーズン)で40,000マイルが必要です。1%還元のクレジットカードを使用する場合、カード払いでハワイに行けるまでマイルを貯めるには400万円の支払いをする必要があります。
カードで、1年間で400万円使うとなると、月に33万円のカード払いです。電気代や通信費などを含め、すべての生活費をカード払いにするとしても、そんなに使っていますか?
年400万円のカード払いをしようとすると、ざっと1,000万円以上の税込収入が必要です。夫婦でハワイに行きたければ倍のマイル、子どももいると3倍のマイル、つまり3,000万円の年収が必要ですね。
このへんで普通のサラリーマンは心がくじけます。そもそも3,000万円の年収があれば、特典航空券でなくても、気楽に海外旅行に行けるんじゃないか、と私なら思います。一般の共働きサラリーマン家庭には、気が遠くなる話です。
しかし、2020年現在、陸マイラー活動の基本は、ポイントサイトによるポイ活が主流になりました(上記の(3)の方法)。クレジットカードによる支払いではないのです。陸マイラーのマイルは簡単に収入の壁を超えるのです。
これから、陸マイラーの基本的なマイルの貯め方を、初心者にもわかりやすく、そしてワーキングマザー目線で、詳しく説明します。
ポイントサイトでマイルを貯める仕組み
まず、ポイントサイトでマイルを貯める仕組みを、ざっくりと説明します。
1、ポイントサイトに登録してポイントを貯める(できれば毎月20,000円分)
↓
2、ポイントサイトのポイントをドットマネーポイントに交換する(20,000円分)
↓
3、ドットマネーのポイントをTOKYUポイントに交換する(20,000円分)
↓
4、TOKYUポイントからANAマイルに変える(×0.75になり15,000マイル)
図解すると
以上です。これを毎月行えば、ANAマイルであれば、1年間で15,000マイル×12か月=180,000マイル(JALだと120,000マイル)が貯まります。
180,000マイルあれば、レギュラーシーズンであれば、家族4人で、エコノミークラスの特典航空券でハワイに行けます(一人40,000マイル)。家族3人であれば、なんとビジネスクラスでハワイに行けてしまいます(一人60,000マイル)。
夫婦2人なら、ビジネスクラスでヨーロッパ旅行も可能です(一人90,000マイル)。180,000マイルをクレジットカードで貯めようと思ったら、1,800万円のクレジット決済が必要です。サラリーマンには不可能です。
しかし、ポイントサイトで貯める陸マイラーなら、普通のワーキングマザーが、一人で、1年足らずで、できてしまうのです。
一つ一つの手順を詳しく説明します
1、ポイントサイトに登録してポイントを貯める
まずは、ポイントサイトに登録します。ポイントサイトは、現在は、本当にたくさんありますが、ANAマイルを貯めるなら、以下のポイントサイトがおすすめです。理由は、「2 ドットマネーポイントに交換する」際の、ドットマネーへの還元率が100%で、無駄がないからです。ドットマネーとはなんだ、と思った方、これは後で説明します。ドットマネーに100%還元できるポイントサイトを選ぶ、ここがポイントです(ダジャレではない)
・モッピー
・ハピタス
・ちょびリッチ
・ポイントインカム
・ファンくる(主に外食モニター)
ポイントサイトで毎月20,000円分ためる、なんて、かなり難しいように思ってしまいますね。確かに、1回5円や10円くらいのアンケートに答えるだけでは、20,000円は貯まりません。
しかし、ポイントサイトには、高額ポイントが還元される案件があります。主に、クレジットカード作成、FX口座作成及び利用、保険加入や不動産投資案件の説明です。
特にクレジットカード作成は、年会費無料のクレジットカードであっても、5,000~10,000円分のポイントを獲得できる案件がたくさんあります。
すでに自分名義のクレジットカードを複数持っている方、そのすべてを使っていますか?クレジットカードは、日々、新しいものが出てきます。昔と比べ、カードの特典は変わってきています。使われていない死蔵カードを見直してみませんか?
その際、ポイントサイト経由でカードを発行すれば、それだけで、多ければ10,000円分のポイントが獲得できます。
また、「ちょびリッチ」や「ファンくる」でおすすめするのは、外食モニターです。モニター登録をし、覆面モニターとして食事をしてアンケートに答えるだけで、飲食代の30~50%がポイントとして還元されます。
クレジットカード作成は、そのカードを初回で発行する場合のみポイント還元の対象ですが(初回発行案件といいます)、外食モニターについては、繰り返し案件が行えますので、モニター案件のお店が近い方にはお勧めです。
特に、近くでおいしいお店を見つけた方や、モニター募集をしているお店が普段よく使っていたお店だった方は、申し込みをして、アンケートに答える、ほんの20分ほどの手間で、本当にお得にマイルを貯めることができますよ!
例えば、
・クレジットカード発行1枚(セゾンカードで7,000円分のポイント)
・FX案件1回(口座開設と1lot取引で10,000円分のポイント)
・外食モニター1回(3,000円分のポイント)
これで、20,000円分のポイントです。1か月の期間で、3つの案件をこなすだけですので、それほど時間はかかりません。
また、クレジットカードを新規発行すると、ポイントサイトのポイント以外に、カード会社の新規発行キャンペーンとして、カードのポイントがもらえる場合があります。カードのポイントもマイルに交換できるものがあります。
例えば、「ANAダイナースカード」。これは1枚のカードで、なんと73,000マイルが獲得できてしまいます。こちらは、また、詳しく記事にします。
2、ポイントサイトのポイントをドットマネーに交換する(20,000円分)
獲得したポイントを、ドットマネー交換します。下の図を見てください。
ここで、ドットマネーとは何か、ということですが、ドットマネーとは、ポイント中継サイトです。Amebaが運営しています。アメブロの運営会社、みどりの可愛い犬のマークの会社ですね。
ポイントサイトは、独自のポイントを独自の単位で付与します。ポイントサイトで獲得したポイントを使用するには、ポイントサイト内での商品購入に利用するか、ほかのお店のポイントに交換するか(例えばTポイントやnanaco)、電子マネーに交換する、ということになります。
お小遣い稼ぎブログやインスタでよく出てくる、ウェル活というのは、ポイントサイトのポイントを、ツタヤのTポイントに交換し、ウェルシア薬局で毎月20日に商品を購入する活動です。ウェルシア薬局では、毎月20日は、ポイントを活用すると、1.5倍の商品が買えます。2,000Tポイントで3,000円分の商品が買える、つまり商品が3割引きになる(2000÷3000=0.666…)。ポイントサイトでタダで稼いだポイントで、ウェルシアで日用雑貨がかなりお得に買えるので、主婦の方々がこぞってウェル活に邁進するわけです。
話がそれました。ドットマネーとは何かという説明でした。
ポイントサイトのポイントは、実は、すべてが使いやすい、欲しいポイントに交換できるとは限りません。例えば、ハピタスは、Amazonポイントや楽天ポイントには交換できますが、Tポイントには交換できません。そんな時、ドットマネーがポイントの中継として活躍します。
ハピタスポイントを一度ドットマネーに交換する。ドットマネーからは、さまざまなポイントに交換ができるので、Tポイントが欲しい人は、Tポイントに交換すれば、ハピタスのポイント活動で、Tポイントを手に入れることができます。
陸マイラーは、マイルが欲しいので、マイルに交換できるポイントに交換することが必要です。
ドットマネーは、TOKYUポイントに100%還元で交換できる中継サイトとなっているため、いろんなポイントサイトから、ドットマネーにポイントを集めるのです。なんだか面倒くさそうですが、1度やってみたら、すぐに慣れます。
3、ドットマネーをTOKYUポイントに交換する
ドットマネーにポイントが集まったら、これをTOKYUポイントに交換します。
交換のため、「ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード(通称 ANA TOKYUカード)」を発行しておきます。
実は、ポイントサイトのポイントや、ドットマネー、それ以外にも、みなさんがご存じの、Tポイントや楽天ポイント、セブンイレブンのnanacoも、実は、ANAマイルに直接交換することができるのですが、還元率はどれも50%になってしまいます。つまり、10,000円分のポイントはANAマイルにすると半分の5,000マイルになります。
しかし、ANA TOKYUカードを所有すると、ANA TOKYUカードに集めたTOKYUポイントは、還元率75%、つまり、10,000円分のポイントを、7,500ANAマイルに交換できるのです。これはとってもお得です。
ドットマネーと、TOKYUカードを経由するという、ふた手間をかけて、増やすことができるマイルは、10,000円分のポイントあたり、2,500マイルです(7,500マイルー5,000マイル)。
これは、1%還元のクレジットカードで25万円使わないと貯まらないマイルですので、かなり大きなインパクトがあることが分かります。(ちなみに、東京ー北海道の航空券のマイルは、9,000マイルです。ふた手間かけるのを、3万円分繰り返すと、東京ー北海道の旅行ができます。)
TOKYUポイントを貯めるには、ANA TOKYUカードの作成をする必要がありますので、お持ちでない方は、作成しましょう。
(こちらは、現在、どこのポイントサイトでも出ていませんので、普通にTOKYUカードのHPからカード発行します。)
ポイントサイトでポイントを貯めて、そのポイントを使えるようになるには、早くても、だいたい1か月はかかります。ANA TOKYUカードは、すぐに発行してもよいですが、ANA TOKYUカード自体が、ポイントサイトのカード発行案件で上がってくることもありますので、気長に待つのも、1つの方法です。
(ANA TOKYUカードの申し込みはこちらから(三井住友カード公式サイト))
【東急カード】ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカードのお申込み|クレジットカードの三井住友VISAカード
(注意)
2019年の年末までは、ANA To Me CARD PASMO JCB(通称ソラチカカード)を所有していると、メトロポイントから90%の還元率でマイルを貯めることができたのですが、こちらは残念ながら、2019年末でメトロポイントに交換できるポイントサイトがなくなってしまい、いくらポイントサイトでポイントを貯めても使えないルートとなってしまいました。陸マイラーブログでよく出てくるソラチカルートというのは、このソラチカカードを使ったルートです。このルートは、2020年以降は使えませんので、これからポイントサイトで陸マイラーを始める方は、まずTOKYUカードを作成するところから始めましょう。
4.TOKYUポイントをマイルに交換する
TOKYUカードを作成し、ポイントサイトからのポイントをTOKYUカードに集約できたら、これをANAマイルに交換します。交換率は、75%です。交換上限は、月100,000ポイント(100,000円分)ですので、かなり上限なく交換できる印象です。TOKYUポイントから、マイルへの交換には、だいたい3週間ほどかかりますので、マイルを利用した特典航空券を発券するつもりの場合は、スケジュールに注意します。
以上の作業で、毎月15,000マイル、1年間で180,000マイルが貯まります。
さあ、陸マイラー活動を始めましょう。
ポイントサイトは怪しくないの?と思われた方や、ポイントサイトに登録したい方は、こちらから
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