ワーキングマザー陸マイラーが今日も行く

フルタイム共働きのワーキングマザーです。陸マイラーもやっています。

リン

ワーキングマザーから見た働き方改革

 

働き方改革」という言葉が広がって久しいですが、この「働き方改革」の波、「あれ?今まで私、一人で働き方改革していたわ」と思ったワーキングマザーは、私だけでは、ないのではないでしょうか。

 

共働きワーキングマザーは、「残業禁止」「残業しなくても、時短しても、仕事は減らない、にもかかわらず成果は同程度求められる」ということが多いですよね。

昨今の、働き方改革をしている男性サラリーマンの、愚痴あるあるのネタを、ワーキングマザー初日から、ひしひしと感じていると思います。

本日は、ワーキングマザー目線で、昨今の働き方改革について、語ってみます。

 

 

タニタの働き方革命

タニタの働き方革命

 

 

個人的には、働き方改革大歓迎

 

私は、働き方改革は、大歓迎です。もっとやってー!と思っています。理由は、ワーキングマザーが、働きやすい世の中になると思うからです。

 

もうすぐ勤続15年、入社当時は、「残業を頑張る人」=「仕事ができる人」だった勤務先からの評価が、少しずつ、「残業をせずに成果を出す人」=「仕事ができる人」に変わり始めたなぁ、と思っていた矢先に、産休・育休中に入りました。

産休・育休から復帰すると、社会も、会社も、「働き方改革」「女性の活躍推進」を大きく掲げ、典型的古典的な日本企業のわが社でも、働き方改革の一環として、在宅勤務の積極活用や年休消化の促進、時間外勤務の制限が始まりました。今後、強制消灯もするような噂もあります。

 

もともと、私は、残業が嫌いでした。

残業は、自分の時間を「売って」お金をもらっているように思っていました。残業は、「やりたいことがあるのに、少しのお金と引き換えに、仕事に時間を奪われている」と感じていました。

当時は、そもそも独身で、基本給さえあれば、それ以上、残業代まで、お金が必要でなかった事情もあると思います。しかし、会社的には、残業は、人を余分に雇うよりコストパフォーマンスが高いので、特に、給料の安い若手独身社員を、残業なしで帰してくれるところではありませんでした。仕方なく、残業もしていました。しぶしぶ。

それでも、同じ所属の人の中では、かなり残業の少ないグループに入っていたと思います。(そういえば、一度、人事担当者から、「なぜ同じ所属の〇〇さんは残業がこんなに多いのに、あなたは少ないのか」とヒアリングを受けたことがありました。)

 

ワーキングマザーになって下がった勤務評価

 

子どもを産んで復帰し、保育園のお迎えがあるため、夜の残業は一切しなくなりました。すると、途端に、勤務評定が下がりました。あれ?

仕事内容は変わりましたが、自分の仕事へのスタンスは変わりません。残業嫌いも、従来のまま。より早く仕事が終われるよう、色々な工夫をするし、もし今後、仕事が終わらないときが来れば、朝に少し早く出たり、仕事を業務改革で減らしてみたり、(残業はしませんが)いろいろ工夫はするでしょう。

少なくとも今は、自分に割り振られた仕事を、他の人に押し付けている状況ではありません。見た目上、「あの人は残業が“できない人”」となっている以外に、私の仕事への取組みは、昔とそれほど変わりません。しかし、残業しない私の評価が下がるのです。これでは、納得できません。

 

私が働き方改革を、もっとやれ!と思う理由は、働き方改革が進むと、残業ができないワーキングマザーが、きちんと正当な評価を受けることができ、勤務意欲が維持できて、働きやすくなると思うからです。

仕事量をこなしているのに、そして、子どもも自分も、多少しんどい思いをしながら、頑張っているのに、仕事で評価されないことほど、勤務意欲が下がることはありません。

 

 

 

企業の9割が、働き方改革に失敗

 こういう記事が上がっていました。

headlines.yahoo.co.jp

 

そりゃそうでしょう。残業したい人には、働き方改革はデメリットしかないですから。

企業側も、働き方改革の「目的」が、「残業代の削減」と「国から言われた年休を取得させるミッションの遂行」ですから、残業減らせー、休みを取れー、だけになってしまう。

残業したい人は、隠れ残業好きも含めると、実はけっこういます。残業して頑張っている俺、カッケーみたいな。仕事が超忙しい!と言っているわたし、充実してるでしょ、みたいな。

 

働き方改革に伴う、残業削減などは、目的ではなく、人が幸せにライフ(家庭生活)を送るための「手段」だと、上記の記事の筆者は書いています。本来、働き方改革の「目的」は、幸せなライフ(家庭生活)。ワークライフバランスのライフ。

 

これを、ワーキングマザーは、しっかり体得しています。お迎えに行って、子どもの生活を安定させる「目的」で、効率を高めたり、仕事をそぎ落としたり、システム化したりして、時間内に、必死で仕事を終わらせ、残業しないという「手段」を取る。

 

しかし、昨今の世の中の働き方改革は、働き方改革自体、すなわち残業を減らす、休みを取ることが「目的」になってしまっています。

 

上記の記事は、残業を減らす目的で、手段として、一斉消灯だ、残業禁止だ、直帰システムだ、という風になってしまっていると評価しています。だから、「できない」と不満が出る。

わが社もそうです。「一斉消灯」と言われても、仕事が減らないんだから、無理だよ、という声ばかりです。夫もその一人です。

その愚痴を聞いて、私は「じゃ、仕事、減らせば?その会議、いる?その資料、もっと簡単でもいいでしょ?その業務、いる?」と思っています。

ただ、夫には言いますが、職場では言いません。言っても理解できない人には理解できないので。その分、自分が関わるところは、実際に、仕事を削減してみたり、会議を辞めてみたりしています。そして、成果が出た時に、こっそりと、「働き方改革でしたね」と伝えてみたりしています。

 

私は経営者ではありませんし、経営の勉強もしていませんから、大きな声で発言できないのですが、本来、企業の利益というのは、「労働時間内」に生み出せるものが、最大限のはずです。それで企業が赤字になるなら、それはイノベーションなどの企業努力が足りなかっただけのこと。

それを、長年、企業は、「残業」という低コストの労働力で補ってきた。だから、業績が伸びて企業は潤っても、民(社員)は、疲弊する。

本来は、7時間や8時間の決められた労働時間で、社員(従業員)は最大限のパフォーマンスを発揮し、企業はそれで利益を出すべきだと、私は思います。(それで成長が見込めなければ、まあそれまで。)

上場企業の株主への利益配当や、内部留保による敵対的買収防衛の云々には、私はまったく詳しくありませんが、どうも企業は、このへんについて、大きな声で、「残業して必死に働いてくれなければ、うちの社は倒産するよー(買収されるよー)」と脅してきたように思います。だから、社員は家庭(ライフ)を犠牲にして、企業を維持するために働いてきたのではないでしょうか。

これは健全ではないと思います。

残業をしなければつぶれる、という会社があるなら、残業規制が導入された今、これから、どんどん倒産する大企業が増えるでしょうね。興味をもって、これからの世の中を見ていきたいと思います。

 

 

 

 

ワーキングマザーが考える、働き方改革の成功の道

 

残業の視点で分別すると、社員には、3種類います。①残業したい人(お金が欲しい)、②残業したい人(家に帰っても暇、もしくは家に居場所がない)、③残業したくない人、の3種類です。3種類に分けて、成功の道を考えてみます。

 

①お金が欲しい人

もうこれは、働き方改革がうまくいったあかつきに、基本給を上げる、というくらいしか、思いつく対策がありません。

企業側は、働き方改革でも、利益を減らしてもOK、とはなっていません。利益を減らすことなく、働き方改革をしようとしている。

したがって、減った残業代が、本来は余るはずです。働き方改革が軌道にのって、利益を確保しながら、残業無しで帰られるようになったら、残業代分の基本給を上げてもらえれば、お金が欲しい問題は、解決するでしょう。

ただ、そんな優しい企業はあるのかな。

 

②家に帰っても暇な人

これ、40代、50代の、子育てにあまり関わらなかった男性社員と、独身社員に多いですね。家に帰ってもすることないし、残業していればお金はもらえるし、一石二鳥よね、みたいな人たちです。

お金の部分は①に解決してもらうとして、家に帰っても暇な人、どうしましょうか。サークル活動でもしましょうか。

本来は、独身を貫く方は、自分の自分だけの時間つぶしの方法を、習得している必要があるのでしょう。だって、意図的に独身を貫いているわけですから。(どうしても結婚やパートナーができない理由がある場合は除きます。モテない、運命の人が現れない、というのは、個人の意思で独身、と解釈します。)。

独身なのに、時間を過ごす方法を知らず、暇だから仕事・残業なんて、一番社会に悪影響を及ぼしています。すぐにやめましょう。そういう人には、サークル活動か、ボランティアをしましょうか。結婚したいけど、運命の人が現れない場合は、合コンのほうが実益はあるのかな。

子育てが終わってしまい、家に居場所がない男性社員の方。もう手遅れですから、そういう方には、本格的に社会貢献をしてもらいましょうか。

仕事場に長くとどまらず、さっさと帰って、サークルでも立ち上げて、若い独身の方々の、サークル活動と出会いの場を創出しましょう。もしくは、ボランティアに行きましょう。

そうして、これまでの負の遺産を、死ぬまでに少しでもプラスマイナス0にしましょう。あなたの今の頑張りが、あなたが、これまで関わってこなかったあなたのお子さま方の未来を作ります。(誰に向かって言っているんだか)

 

子育て世代については、共働きが増えている昨今、男性も女性も、本気で、子育てと家庭に向き合わないと、家が回りません。よって、家に帰っても暇、なんてことはないはずです。

家に帰っても暇だし、と思っている、小さい子どもがいる家庭の方、一度、午後に休みでもとって、早く帰って、いかに配偶者が一人で大変な子育てをしているか、じっくり見てみましょう。それを見てもなお、「早く帰っても暇だな」と思うのであれば、あなたは子どもを持つ家庭は向いていません。こちらもサークル活動のリーダー候補です。がんばって、若手に、趣味と出会いの場を提供してください。

 

③残業したくない人

この人たちは、日ごろから、「残業をしないための工夫」をたくさん持っていると思います。できる人は、システムを組むところまでやっていたり、パソコンをフルスペックで活用していたり、プレゼン資料をめちゃめちゃ早く作られるよう訓練していたり、不必要な会議や事務フローを、ことごとく見直したりしていますね。

頭がいい、頭の回転が速い、というのも、十分、残業削減効果があります。

 

こういった、残業嫌いの人の「残業しないための工夫」を、職場単位で出してもらい、小さい残業削減を積み重ねましょう。

ここに、ワーキングマザーで、血眼で黙々と仕事をしている人も加えましょう。

びっくりするくらい、いいアイデアが出てくると思います。

少なくとも、「家に帰る」ために「絶対に残業をしない(できない)」人のアイデアは、「残業減らせって言われても、仕事が減らないから無理だし~」と言っている、残業好きの方々には、目からうろこのものがあると思います。

働き方改革」を本気でやるなら、企業は、企画セクションや総務セクションに担当をつくるのではなく、こういった、職場に散らばる「残業嫌い」「残業しない(できない)人」を集めて、業務を軽減・削減・改革するプロジェクトを立ち上げるほうが、よほどうまくいく気がします。

そのチームの中に企画や総務セクションも少し入ってもらって、会議や事務フローなど、残業嫌いたちが「削減したい」と思っているものを、削減できるよう必死で尽力してもらうと、うまく回っていきそうです。

 

 

ワーキングマザーの今後

 

働き方改革が進むと、ワーキングマザーは、今より、働きやすくなると、私は考えています。

残業をしないこと、勤務時間が短いことで、不当な低評価を受けることがなくなるだけでも、ずいぶん、仕事のモチベーションが上がります。

モチベーションが上がると、さらに頑張って、成果を出すワーキングマザーが増えるかもしれません。

 

周りの残業がなくなり、残業が「悪」という風土ができると、残業できるかどうかが、昇給の要素になることもなくなるでしょう。

 わが社がまさにそうですが、「あの人は残業ができないので、勤務時間外に発生した突発業務に対応ができないから、昇格対象外になる」という事例が、山ほどあります。

本当に必要な突発業務なら、ワーキングマザーだろうが何だろうが、おそらく夜でも対応するでしょう。

問題は、どれほど「突発業務」があるのか、そして、それが本当に「必要な」突発業務なのかを熟考することなく、昇格の対象外と判断されることです。しかも、本人に確認することもなく。これは、相当、モチベーションを削られます。

 

ここが、社員全員が、残業「禁止」になると、変わってくると考えられます。少なくとも、社内のセクション間で発生する「突発業務」は、お互いに残業禁止で帰宅しているため、ほとんど発生しなくなる。

そうすると、ワーキングマザーも、知らないうちに、よくわからない「突発業務」ができない、という理由で、秘密裏に昇格対象から外されることなく、勤務時間内で出せた成果だけで、昇格の評価をされるようになるでしょう。

 

さて、男性と女性が同等に評価されたとき、どちらが早く出世するのでしょうか。あんがい「女性活躍推進」なんて掲げて、女性に下駄をはかせて昇任させなくても、女性も、男性と同じくらいのスピードで出世したりするかもしれません。

そうすれば、「あの人は、女性だから昇格したんだよ」と裏でコソコソ言われることもなくなり、ますますワーキングマザーの意欲が上がります。

 

そんな時代が、一秒でも早く来ることを願いつつ、末端のマミートラックに乗った、いちワーキングマザーの私は、残業をしないための工夫を日々積み重ねながら、今日も黙々と働きます。

 

 

 

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