共働きワーキングマザーの皆さま、ご家庭の家事分担はどのようにされていますか?
「うちは全く不満がないよ」というワーキングマザーの方は、ものすごく少ないのではないかと思います。今日は、夫婦の家事分担について、ちょっと反省した話です。
平日の家事
わが家は、フルタイム共働き会社員です。わが社は、勤務時間が複数パターンあるので、私は一番早いものを選択し、早く出勤して早く帰ります。
夫は、朝の送りをするため一番遅いものを選択し、その分帰りが遅い。
そして、私は保育園のお迎えがあるので、残業はなし、夫は残業ありです。
平日の家事分担は、8:2くらいです。食事関係がすべて私で、お弁当も作っている(夫の希望)ので、私は、かなりの時間、台所に生息しています。
夫の家事は、食事後の食器類の片づけと台所ごみの片づけ、お風呂掃除です。それ以外は、平日はほぼ私です。
週末の家事と私のイライラ
わが社は週休2日制、土日祝日が休みなので、週末は夫婦がそろいます。でも、ご飯は私、子どもの寝かしつけも私、ご飯3食作って、子どもの相手をして、寝かしつけをすると、ずっと育児家事をしている気分になります。
最近、夫は仕事が忙しく、平日の帰宅は子どもが寝てからでした。週末の夜は、夫が家にいるので、子どもはテンションが上がり、寝ません。
一応、夜の9時には寝室に入るようにしていますが、ベッドでピカピカブーを踊りだしたり、手遊び歌をやりだしたり、まぁー、寝ません。
1歳児、会話はある程度伝わるとはいえ、「寝なさい」「お目目をつぶります」と言っても、2秒と持ちません。ごそごそ座りだして、遊びだします。平日は、お風呂の後のテレビは無しなのですが、日曜日の8時からは、家族でバラエティー番組を見ているため、テレビの興奮もあるのでしょう。
2週続けて、日曜日、子どもが寝たのは、10時半過ぎでした。はぁ。
日曜日の夜は、子どもが寝てからする予定の家事が、いくつかあります。次の日のご飯を炊く、洗濯物をたたむ&しまう、洗濯物を洗って乾燥ができない洋服を干しておく、保育園の準備をする。これらがあるので、一緒に寝てしまうことはできません。
ご飯や保育園の準備は、子どもが寝る前にもできますが、洗濯物をたたんでも、賽の河原状態で子どもに散らかされてしまうし、洗濯機を回せるのは、汚れた洋服が出るお風呂の後です。寝かしつけ前に家事を全て終わらせることは難しいです。
夫に寝かしつけを頼むも、子どもが泣いて拒否しました。
そりゃそうです。平日いない、週末のお昼寝の寝かしつけもしない、毎日毎日、子どもは私と寝ています。たまーに、「お父さんと寝てね」といっても、子どもにとっては、「えっ、無理~」となるでしょう。よって、寝かしつけは私、しかし子どもは寝ない、寝ない、寝ない。イライラ、イライラ。
前週、寝かしつけに時間がかかった日曜日の夜は、私のイライラはマックス、眠さもマックス(寝かしつけで1時間半も横になっているので)、夫は一人でテレビを見ており、洗濯物の山はそのまま。洗濯も回していない。はぁ。
寝かしつけは育児の一つ、私が育児をしている間、家事をやる気持ちはないのか。イライラ。
そして今週末、今週の寝かしつけも1時間半コースでした。
寝室から出てくる私の足音で、イライラしていることが分かったらしい夫。私と入れ替わりで寝室に入っていきました。寝るよ、の一声もなく。さらにイライラ、イライラ。あまりのイライラに、日曜日の夜から、テレビを見て夜更かししました。
一息ついて、考えた、今週末の家事分担
なぜこうもイライラするのか。それは、私「だけ」が家事育児をやっている気になっているからです。
分担とはいえ、私の負担が大きすぎる、私だけが、ゆっくりテレビを見る時間も、自分のことをする時間もない、夫は好きにやっているように見える。
しかし、一息ついて、考えました。
この土日の夫と私の家事分担は、どうなっていたのか。
夫・・・土日2日間の洗濯物を干す、取り入れる、キッチン周りの掃除(シンクやその周りの汚れとりを含む)、買い物中の子どもの対応(公園遊び)、すべての食事の後片付け、お風呂のシャンプーやボディーソープの詰め替え、丁寧な風呂掃除(洗面器や椅子も洗う)、アイロンがけ、車と自転車の汚れ掃除。
私・・・土日2日間の洗濯物をたたんで、しまう、洗濯物を回す、買い物、3食の食事の準備、寝かしつけ、保育園の準備。
あれ、夫、けっこう家事をしている。何なら私よりも多いのでは?
そうなんです。今週末、夫は、かなりの家事をこなしていました。
しかし私は、日曜日の夜、遅くまで、それに気が付いていませんでした。寝かしつけに時間がかったイライラを、「私ばっかり家事をしている」に置き換えて、プリプリ怒っていました。
夫は、そんな私を見て、「あ~イライラしているなら、先に寝るか」と、とばかりに、寝室に向かったようです。夫なりの、衝突回避の方法です。
反省しました。月曜日の朝、丁寧に謝って、仲直りしました。
夫の家事量を把握せず、イライラした理由
それまでの普段の週末は、洗濯物を干すのも取り入れるのも、私がやっていました。これが私の不満の種でした。
出かける際って、女性の方が、化粧をする分だけ、時間がかかりますよね。子どもの荷物の準備も、たいていは女性がしている。洗濯くらいやってくれれば、家を出られる時間が早くなるのに、イライラ、イライラ。
しかし、先週、「化粧をするから洗濯物をお願い~」と伝えると、夫が干してくれました。そして今週は、「干しておくから準備しておいて~」と、夫が自主的に干していました。土日2日とも。
先週、寝かし付けを終えた後に、洗濯機を回し始めたため、乾燥機対応ができない洋服を取り出すために、洗濯が終わるまで、起きていなければなりませんでした。眠すぎた私は、同じく眠そうだがテレビを見ていた夫に、洋服を取り出して干すよう頼み、先に寝ました。
今週は、夫から、「洗濯物を回しておかなくていいの?」と声かけがあり、お風呂の後の寝かしつけ前に、洗濯機を回しておくことができました。
夫は、理解すればできる
夫は、専業主婦の家庭で育ちました。私は、母親がフルタイムで働いている共働き家庭で育ちました。
夫は、家事は女性がするものだという意識が抜けず、私は、子どものころから母親から家事の手伝いを「させられていた」ため、家事が嫌いです。私の父親は、料理はしますが、他の家事はしていませんでした。父が、「洗濯を男が干すなんてありえない」と言っていたのを思い出します。
育休復帰前には、それなりに家事分担の調整をしました。育休から復帰して1か月ほどしたとき、夫と家事分担の再調整・再検討の話をすると、「これ以上の家事は無理だ」と弱音を吐かれたため、それ以上の分担の話をしていませんでした。私も、夫にはこれ以上は無理なんだと思いこんでいました。
しかし、夫は、この数か月で、着々とスキルを上げていました。土日の朝に、出かける前に洗濯物を干し、土曜日の私が寝かしつけをしている時間にアイロンをあてて、日曜日の午前中にシンクの掃除をし、隙間時間に洗剤類の補充ができるようになっていました。
調整する、説明する、お願いする、これを私が怠っていただけ。これをきちんと行えば、夫は家事ができるし、やってくれる。加えて、夫がしていた家事に、私は気がついていない、もしくは見ていてもスルーしてしまっている。
結果、私「だけ」がやっていると勘違いして、不満をためていた。
反省して、夫を、見直しました。
現代の夫婦の役割分担
女性が働かずに家にいた時代、家事分担という概念はなかったと思います。夫は手伝ってはくれるが、家事は基本的に女性の仕事、育児も基本的には女性、男性の家事は、分担ではなく、あくまでお手伝い。
共働き時代になって、家事を分担する概念ができて、現在、夫の家事は、お手伝いではなく、戦力としてカウントしないと、家が回らなくなりました(少なくとも我が家は)。また、女性も、家計について、お手伝いではなく、分担する(きちんと稼ぐ)ことが必要な時代になってきました。
しかし、共働き時代を生きている私たちの頭に、まだ、夫は家事のお手伝い、という概念が、抜けていないように思います。
私のイライラは、自分は家計を「担っている」のに、夫が家事を「お手伝い」しているように見えることから生じるイライラでした。
しかし、結局、夫の家事を「お手伝い」にさせていた、「お手伝い」と思い込んでいたのは、私だったのかもしれません。夫は、きちんと伝えれば、自主的に家事ができます。それに気づかず、伝えることもしなかった私の意識を、変えていく必要があると感じました。
家事分担の調整方法
家事分担の方法を考えてみました。
(1)可視化する
→毎日する家事、名もなき家事を可視化して、夫と共有する(ご飯を炊く、水筒を洗う、少なくなった洗剤を詰め替える、ドラム式洗濯機のフィルターを毎回掃除する、など)
(2)自分の、この後する予定の家事の内容を説明する
→この後、自分は何をしようとしているのか、そのうち、してもらえるものはないのかを説明してお願いする(出かける前に洗濯物を干したい、出かける前に子どもの水筒や服やスタイを荷物に入れたい、ルンバを走らせるために床から物をなくしたい、など)
(3)家事の普段の流れを共有する
→1日、1週間、このような流れで家事を回していることを話しておく(洗濯物を洗う曜日、乾燥機を回すタイミング、洗濯物をたたむタイミング、など)
私は、(1)は、今までもしていましたが、(2)(3)はまだまだでした。
一人でイライラして、夫婦の雰囲気が悪くなるよりは、困っていること、つらいことを話して、助けてもらう、負担を共有するほうが、夫婦関係はうまくいくはず。
よし、来週は、日曜日の夜にイライラしないよう、洗濯物をたたむ家事も、夫に任せてみよう!
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