ワーキングマザー陸マイラーが今日も行く

フルタイム共働きのワーキングマザーです。陸マイラーもやっています。

産後のお母さんと赤ちゃんを助ける夜間シッターってどうでしょうか?

いきなり始まる新生児育児

 

日本では、だいたい生後1週間は赤ちゃんもお母さんも入院して病院で過ごします。

 

入院期間中の過ごし方は、赤ちゃんとお母さんが病室で一緒に過ごしてお母さんがミルクもオムツも寝かしつけもする母子同室スタイル、ミルクの時間だけお母さんが呼ばれ赤ちゃんのお世話は助産師さんがやってくれる母子別室スタイル、両方の良いところを取るハイブリッド型などいろいろありますが、出産して1週間後には、母子ともに問題がなければ揃って退院し、自宅での子育てが始まります。

 

私は母子同室の病院で出産したので、出産0日目から夜間授乳があり、病院でぐっすり眠れたということはなかったですが、それでも時間になれば食事がでてきて、助産師さんが頻回に見回って赤ちゃんの様子や困ったことを聞いてくれ、掃除も洗濯も必要がない入院期間はすごくありがたかったです。そして、その反動で、退院した後は、初日からすごく不安になりました。

 

実家に里帰りし、実父も実母も同じ家におり、身内には保育士も教師もいてアドバイスもたくさん得られる環境だったのに、それでも「この赤ん坊の命が私の手にかかっている」というプレッシャーは、それまで経験したどの仕事のプレッシャーより大きく、産後の私の不安を掻き立てました。

 

産後は、はじめてのおつかいのテレビを見ただけで大泣きするほどホルモンバランスが崩れますし、大型トラックにぶつかられたのと同じ衝撃を受ける出産で身体はガタガタですし、そんな中でふにゃふにゃの赤ちゃんを昼夜問わず世話をする環境は、とってもとっても過酷です。

 

 

子育てで一番つらかったこと

 

子育てで私が一番きつかったのは、夜間の授乳でした。

 

私の母乳の出が悪かったのと、子どもが寝るのが下手だったのが重なり、私は生後半年を過ぎるまで、2時間以上連続して寝られることがありませんでした。

産休中は仕事は休みですから、お昼寝もできるのですが、お昼寝も赤ちゃんのタイミングに合わせることになるので2時間弱です。ぐっすり眠ったという感じにはなりません。

 

夜の授乳は、母乳(だいたい20分)、ゲップ(なかなか出ない)、おむつ替え、トントンして寝かしつけ(←これがまた寝ない)、それから自分が寝るという流れになるので、3時間おきの授乳でも、自分が寝られるのは2時間に満たないです。それを半年続けるわけですから、日中は寝不足で目の奥が常に重く、頭はボーとしています。

(なお、一晩中一度も起きずに寝られたのはつい最近になってからです。よく頑張った、私。)

 

 

 

先日映画を見ました

 

タリーと私の秘密の時間という映画です。 

タリーと私の秘密の時間(吹替版)

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  • 発売日: 2019/04/03
  • メディア: Prime Video
 

 

 

この中で出てきた「夜間シッター」というサービスに、すごく魅力を感じました。

 

夜10時ごろにシッターが来てくれて、別室で朝まで赤ちゃんを見てくれます。

・母乳が必要ならベッドに赤ちゃんを運んできてくれる

・母乳が終われば赤ちゃんをまた(別室で)寝かしつけてくれる。

・夜間の間に掃除や洗濯などちょっとした家事をやってくれる

・食事も作ってくれる

そういう一晩を過ごし、シッターは朝にはこっそりまた帰っていきます。

 

寝室と、シッターと赤ちゃんが過ごす部屋を別に作れる(別階)、赤ちゃんは親の寝室とは別室で寝るというアメリカならではの点もありますが、日本でも広めの家や間取りであれば、取り入れることが出来そうなサービスでした。

 

日本にも産後の家庭を助けるベビーシッターや新生児サポートサービスがちらほらできていますが、そのほとんどは日中のサポートです。

 

日中の家事サポートも大変助かりますが、日中の家事は、実はやる気になれば夫もできます。でも夜間の赤ちゃんのお世話は、なかなか夫には頼めません。

 

私も産休中は、夫は昼に仕事があるので夜は寝る必要があるだろうと思っていましたし、そもそも男性には、赤ちゃんが泣いていても寝ていられる特殊能力が埋め込まれているようで、夫が起きてくれるから大丈夫という全幅の信頼はできませんでした。

 

夜間に赤ちゃんを見てくれて(赤ちゃんもたいていは寝ています)、母乳以外はお世話をしてくれて、片付かなかった家事もやってくれれば、すごくありがたいです。

 

夜間に働いてくれるシッターさんの確保は大変そうだけれど、赤ちゃんが起きている時間のお世話ではないので、一緒に遊ぶとか情緒を育てるなどの観点でシッターさんを選ぶ必要はなく、夜の時間にゆとりのある近所の方や、夜間アルバイトがしたい学生さんなどに、夜間シッター業務のニーズはあるのではないか。

 週1回、一晩1万円(時給1,200円)くらいなら引き受けてくれる人がいるのではないか。

“一晩寝かせてくれるなら10万円までは出せる”と思っていた産後の私なら、お願いしたのではないか。(そのくらい寝不足で追い詰められます。)

 

夫と一緒に映画を見ながら、「このサービスすごくいい!」「これ日本にもできればいいのに」という話をしました。

夜間シッターというサービスの将来性にテンションが上がっていました。

 

 

映画自体は、終盤に、思いがけない展開になっていき、色々と考えさせられる映画として終わるのですが、それでも夜間シッターというサービスがあれば、たくさんの日本のお母さんが救われるんじゃないかないかと思った一コマでした。

 

終盤に怒涛の展開が待っている「タリ―と私の秘密の時間」はAmazonプライムビデオで見ることができ、プライム会員なら無料で鑑賞できます。

 

できれば夫婦で見るのがお勧めです。夫に新生児育児の大変さを感じてもらえます。

 

タリーと私の秘密の時間(吹替版)

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  • 発売日: 2019/04/03
  • メディア: Prime Video
 

 

 

プライム会員でない方も、今なら30日間の無料体験が可能です。

ご興味のある方はぜひ一度見てみてください。 

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お母さんと赤ちゃんを助ける仕組みが必要です

 

悲しい事件が起こっています。news.yahoo.co.jp

 

この事件も、もし夜間シッターがいれば、お母さんが家族以外の誰かを頼れる状況になっていれば、赤ちゃんは(お母さんも)救われたかもしれません。

 

産後のお母さんはすごく大変です。そしてフォローの手はたくさんあればあるほど良いです。

 

現在の家族の形は、そのほとんどが核家族です。夫のフォローも本当に大切ですが、それだけでは足りない場面が出てきます。

 

家族のフォローではなく、多様な社会的なフォローも増やしていく時期に来ていると感じています。

 

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