今年に入り、子どもがよく体調を崩し、お薬を飲ませることが増えました。
最近も発熱が続いて1週間ほど朝昼晩の3回、食後のお薬が必要になりました。
子どものかかりつけの小児科では抗生物質が粉薬で出ます。味見をしてみたら大変「にがい」です。大人の私でも「うげっ」となるくらいです。
わが家の子どもは2歳半になろうとしています。
もっと小さいころは、色々なものに薬をまぜて飲ませても、だまし通せていましたが、子どもも知恵をつけたり味を覚えたりして、お薬を飲ませることに手こずるようになりました。
いや、手こずるなんていう優しいものではありません。大声で「いやー、いーやーーー!おくすりいやよー!!」と叫ばれ逃げられる中、半分羽交い絞めに抱いて無理やり口(歯)をスプーンでこじ開けて、吐かれそうになりながら、何なら少し吐かれたりもしながら、何とか口に入れて飲み込ませるのです。
今回は、2歳半の子どもへのお薬の飲ませ方について、わが家の試行錯誤をお伝えします。
粉を口に入れて水を飲ませる
赤ちゃんから少し脱却して、口を開けて薬の粉を含ませられるようになった1歳後半ごろから、口に薬を入れてお茶で飲み込ませるという方法を取っていました。
1度親がやって見せて、のせておだててほめたたえたところ、マネして口をあーんと開けられるようになりました。当時のお薬はそこまで苦みがなく、どちらかというと美味しいお薬でしたので、子どももノリノリでした。
これで結構上手によく飲んでいたため当時はあまり薬を飲ませる苦労がありませんでした。
しかし、2歳手前ごろに出された「にがい」お薬で状況が一変します。
一度薬が「にがい」ものだと知ってしまった息子は、二度と薬を入れるために口を開けてくれなくなりました。当時は、にがいお薬と美味しいお薬(ラムネみたいな味がするもの)の2種類が出ていたのですが、ラムネの方も全く口を開けてくれなくなりました。
ヨーグルトを使う
にがいお薬が処方された際、小児科の先生から「にがい薬だから、チョコレートアイスやヨーグルトなどの乳製品と飲むといい、ジュースだと苦さが強調されるので牛乳がいい」というアドバイスをいただきました。
しかし子どもはまだ1歳代、チョコレートアイスどころかバニラアイスもまだ食べさせていません。ほとんど甘いものを食べさせていない状態で、いきなりチョコレートアイスを与えることに躊躇したため、とりあえずヨーグルトに混ぜることを始めました。
なお、口を開けて薬を飲めるようになる1歳より前は、薬はすべてヨーグルトに混ぜて薬を飲ませており、それできちんと飲んでいました。
しかし、2歳手前の子どもは親のやることをよく見ています。そして色々分かってきています。
お薬の準備でヨーグルトに何か入れているのを見ると、とたんに口を開けなくなりました。
子どもに見られないように隠れてヨーグルトに薬をまぜても、色や味でわかってしまうようで、拒否されるようになり、ヨーグルト作戦は使えなくなりました。
確かに味見をしても、ヨーグルトに混ぜた苦い薬は、苦いままでした。
おくすり飲めたね
次に、龍角散の「おくすり飲めたね」を使い始めました。
これはちょっといいお値段がしますが、薬を飲むために作られたゼリーのようなもので、一応0歳代から使っても大丈夫だと注意書きがあります。
普通のゼリーは甘いけど、おくすり飲めたねならいいかと思い、こちらを使っていました。
2歳ちょうどくらいまでは、イヤイヤ言いながらもこのお薬飲めたねで、お薬を飲んでいました。
(このころです)
www.workingmother-rikumiler.com
しかしそのうち、お薬飲めたねが出てきたとたんに「お薬を飲まされる」と気づくようになり、拒否されるようになりました。
普通のゼリーやプリンを使う
処方箋薬局で相談すると「普通のゼリーのほうが甘味があるので飲むかもしれない」「プリンのような乳製品のほうが苦みが消える」ということで、普通のゼリーやプリンで挑戦し始めました。
しかしこれは失敗でした。
なぜなら、薬を混ぜたゼリーやプリンを拒否するだけでなく、薬の入っていないゼリーやプリンだけを出しても、食べなくなってしまいました。
体調が悪く食事がとれないときは、ジュースやプリンやゼリーなどの喉の通りのよいもの食べさせてカロリーを取るように小児科からは指示をされますが、本当に何も食べなくなってしまったのです。
なお、薬を混ぜたゼリーも、薬を混ぜたプリンも味見をしましたが、確かにまずいし苦いしで子どもが嫌がりそうな味でした。ゼリーやプリンの甘味で薬の味が消えるのではなく、甘い中に苦いものが入っている感じで、しかも後味は苦みだけが残りなかなか消えません。
離乳食終了後の1歳くらいなら、「甘いもの」自体を食べた経験が少ないため、薬が入ったゼリーでもそれなりに「甘い」と感じて食べると思いますが、保育園に通いだしおやつで美味しいものを覚えた2歳の息子は、ただ少し甘いだけでまずいゼリーやプリンは断固拒否していました。
バニラアイスを使う
1日3回のお薬時間に親子大乱闘で疲労困憊の状態が続き、ゼリーもプリンも食べることすら拒否されて困り果てたため、小児科の先生の指示通り「アイス」に挑戦することにしました。
アイスに抵抗があるのはそのままでしたが、1歳過ぎの子どもに対して小児科の先生(元大学病院勤務の開業医)が「チョコレートアイスに混ぜて薬を飲ませる」ことを推奨しているわけですから、まあ2歳ならアイスも許容範囲かと思い決行しました。
使ったのは、レディーボーデンのバニラアイスとハーゲンダッツのバニラアイスです。
100円のカップアイスでもよかったと思いますが、何となく初めて食べるアイスは少し高めのほうが良いような気がして、ちょっと高めのものを購入しました。
なお、レディーボーデンは近所のお店に470mlサイズしか置いていなかったので470mlサイズを使いましたが、子どものお薬だけの使い方だとそこまでの量は不要です。
アイスは開封してからあまりに日にちがたつと、少し黄色に変色して風味が落ちる(というか冷凍庫のにおいがうつる)ので、できれば小さいカップを購入して使うほうが良いと思います。わが家のレディーボーデンバニラは、結局私と夫のお腹に入りました。
バニラアイスを使った薬の飲ませ方ですが、当初は小スプーン3杯ほどのアイスに、粉薬をかけて粉のまとわりついたアイスを食べさせていました。しかし、アイスの物珍しさに最初は食いついて食べていたものの、3回目ごろから、ゼリーやプリンと同様に、後味のまずさに拒否するようになりました。
そこで、小スプーン3杯ほどのアイスに粉薬を入れ、とろとろに混ぜ合わせてほぼ液体状態にして食べさせたところ、最初は「お薬アイス」と知って泣いていましたが、2回目、3回目からは、泣かずに食べられるようになり、4回目くらいからはイヤイヤながらも自ら口を開けるようになりました。
私はどちらも味見をしましたが、確かに「とろとろ状態」の方が、にがみもまずさも緩和されていました。粉薬つきアイスは、中は冷たくて甘いですが外は苦いままでした。
というわけで、現在わが家の2歳半の子どものお薬は、ハーゲンダッツアイスクリームミニカップに助けられています。
参考になるか分かりませんが、ゼリーやプリンでのお薬に苦戦しているお父さんお母さんがいらっしゃったら、一度バニラアイスも試してみてはいかがでしょうか。
なおわが家の子どもは、アイスはお薬のために使うと思っているらしく、冷凍庫にアイスがあるのはおそらく認識していますが、体調が良くなってからアイスをねだることは今のところまだありません。
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