ワーキングマザー陸マイラーが今日も行く

フルタイム共働きのワーキングマザーです。陸マイラーもやっています。

手洗いうがいマスクは今後の医療費増加を止めることができるか

先日ふと、「私、このごろ風邪をひいていないな」と思いました。

 

きちんと思い出してみると、これまで毎年2回くらいは風邪などで通院していましたが、去年1年、風邪症状で通院したことは1度もありませんでした。

そして毎年1度は大風邪で寝込む夫も、去年1年間、1度も風邪をひきませんでした。

 

 

 

 

インフルエンザが減っているそうです

 

この冬、インフルエンザの流行が激減しています。

子どもが熱を出して通院しても、1年前はすぐにインフルエンザ検査だったのが、今年は検査されずに終わります。

診察時に聞いてみると、私の住む地域ではこの冬のインフルエンザ患者がほぼおらず、インフルエンザの可能性はほとんどないため、鼻に綿棒を入れるインフルエンザ検査は子どもの負担になるのでまずは数日様子を見る、とのことでした。(そしてインフルエンザではありませんでした。)

 

原因は手洗い、うがい、マスク?

 

新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、手洗い、うがい、消毒、マスクが私たちの日常に定着しています。このどれかが、私や夫の風邪の予防と、地域のインフルエンザ蔓延の予防に役立っているのかもしれません。

(もしくはコロナウイルスとインフルエンザはウイルス同士が拮抗して両方はかからない?)

 

 

ふとここで「これだけ風邪をひいたり体調を崩したりした人が少ないなら、去年1年の日本の医療費は減ったのでは?」と考えました。

 

 

そこで、去年の医療費について調べてみました。

 

 

厚生労働省の医療費データ

 

さすがに2020年1年間のデータはまだありませんでしたが、厚生労働省が出している「最近の医療費の動向」という調査で、2020年4月から8月までの診療報酬から計算した医療費の伸び率が分かりました。

www.mhlw.go.jp

 

 

これによると、2020年4月から8月までの医療費は、75歳未満で前年比7.7%減、75歳以上でも4.8%減でした。

4月5月は、外出自粛や受診控えの影響もあり純粋に「病気が減った」とは言えませんが、8月だけを見ても、75歳未満で3.9%、75歳以上で3.6%の減となっています。

 

この医療費には、新型コロナウイルス感染にかかる医療費は含まれていないため、コロナを含めた医療費で見たらまた違いますが、少なくとも新型コロナウイルス感染症以外でかかった医療費は減っていることが分かりました。

 

 

 

今後の最大の課題である社会保障費の増加

 

さて、財務省によると、医療費は2018年から2040年の間に1.7倍になると予測されています。1年に約2.5%ずつ伸びていく計算です。

 

そして20年後に1.7倍になった医療費を払うのは、少子化で今より大幅に人数が少なくなった労働者人口、つまり今45歳以下の人たちです。

 

現在でもサラリーマンなら手取りの15%近くが社会保険料として給料から控除されていますが、これがさらに上がっていくと予想されています。

仮に現在の15%の1.7倍、25%もの社会保険料が給料から引かれると、わが家も立ち行かなくなりそうです。少子化による労働人口減少を加味すると、25%ではおさまらないかもしれません。

 

去年の医療費データが日本の未来を救う?

 

そこで、年2.5%ずつ伸びる医療費について、去年8月の医療費データである前年比3.9%減の要因を分析することで、伸びを鈍化させたり止めたりすることができるのではないでしょうか。少なくとも仮に今後も引き続き3.9%医療費が減少すれば、これまで予測されている高齢化による2.5%の医療費の増加は、止められないでしょうか。

 

去年の医療費の減少には様々な要因があります。

 

医療費減少の理由が「受診控え」だったのであれば、受診を控えて不健康になっていないということならこれまでが過剰診療だった可能性があります。

 

手洗い、うがい、マスクによる風邪やウイルス性感染症の予防が医療費減少の原因なら、このまま手洗いうがいマスクを続ければ、医療費を抑制し続けることができる可能性があります。

 

新型コロナウイルス感染症については、現在はまだ治療法もワクチンもない感染症として、入院対応が取られていますが、今後治療薬やワクチンが開発されれば数年後にはほかのコロナウイルスと同じ、一つの風邪症状として対応していけるかもしれません。そうすればコロナ関連の医療費も少なくなるでしょう。

 

 

社会保険料の増加は今後の国家財政にとっても、私たちの手取りにとっても、最重要課題です。去年の医療費の減少から、今後の社会保険料の抑制の可能性がないのか、ぜひ探ってみてはどうでしょうか。

 

去年の医療費データは、今後の日本の未来を救うかもしれません。

 

そして、もし手洗い、うがい、マスクが医療費抑制の原因になっているなら、何とか現在日本全体に根付いたこの慣行を維持して、医療費の抑制を図る施策を検討することも、ありなのではないでしょうか。

 

 

それではまた。

 

【合わせて読みたい】 

www.workingmother-rikumiler.com

www.workingmother-rikumiler.com

www.workingmother-rikumiler.com

www.workingmother-rikumiler.com

 

 

お役に立てましたら、ポチっとお願いします。ブログ村に遷移します

にほんブログ村 子育てブログ ワーキングマザー育児へ
にほんブログ村