この春、ワーキングマザーデビューをされたお父さん、お母さん、お子さんは保育園へ楽しんで行ってくれていますか?
お母さんやお父さんの体調は大丈夫ですか?
今回は、育休から復帰し仕事と保育園が始まって、少し疲れている方に向けての応援メッセージとして、私が行った小さな工夫を紹介します。
仕事復帰後すぐにやってくる保育園の壁
仕事に復帰し、さあ頑張ろうと思いながら、時間に間に合うように必死で準備して家をでたら、保育園で子どもは大泣き、子どもの泣き声に後ろ髪を引かれ、やっと職場に着いたと思ったら、発熱で呼び出され、そのまま3日間保育園お休み、すなわち仕事も休み…。ああ、思っていた仕事復帰と違い過ぎる。
「私、このまま仕事を続けられるのかな」
「こんなに泣きながら、体調を崩しながら保育園に行かせるのはつらいな」
「仕事、辞めようかな」「辞めたいな」
のループに陥ります。仕事復帰後の、保育園の壁です。
0歳児4月の復帰(入園)であれば、まだ子どももそれほど人見知りが進んでおらず、けろっと保育園に順応する子が多いようですが、1歳児入園になるとそうはいきません。
毎日ママと遊んでいた日々から一転、知らない先生、知らないお友達の中に入れられ、お姉ちゃんお兄ちゃんたちに揉まれ挟まれ、朝早くから夕方までパパもママもおらず、お気に入りのマグも使えずコップでお茶や牛乳を飲まされ、飲めなければのどが渇いたまま。
子どもながらに、嫌だ、理不尽だ、と感じるのでしょう、それはそうです。
また、0歳児だとまだ生後の免疫がある子もいますが、1歳児入園は、本当によく熱を出します。特に、第一子のお子さんの場合、兄弟からの風邪をもらうこともないですから、もう、びっくりするくらいすぐに熱を出します。
月曜日に登園し、火曜日に発熱してお迎え、そのまま金曜日までお休み。週末の土曜日日曜日をゆっくり過ごして回復したのに、また月曜日登園したら発熱、以下ループ。
職場にも迷惑をかけるし、何より、育休中はほとんど熱をだしたことのない子どもが、こんなに何度も熱を出してしんどそう、見ていて辛い気持ちになります。
親のほうも、育児は大変ながらも時間はあった育休中から一転、1分1秒を争う朝の準備や、帰ってからのご飯・お風呂・ちょっと遊んで寝かしつけ、怒涛の肉体ワークです。
やっと寝たと思ったら、保育園の連絡帳や次の日のオムツ・洋服の準備、汚れものの洗濯、次の日の食事も考えて…と、息つく暇がありませんよね。本当に大変です。よく分かります。
でも、安心してください。
大丈夫、大変なのはあなただけじゃない、みんな大変でみんな悩んでいます。
あなたが要領が悪いからできないのではなく、みんな要領よくできていません。
職場のお母さんたちはみな、余裕があるように見えますが、それは職場だからです。家に帰れば、みんな髪を振り乱して子どもの相手をしています。キラキラしているのはSNSの世界だけです。現実は必死で、みんな泣きそうになりながら、何とか日々こなしているのです。
今、ワーキングマザー辛いな、仕事辞めたいな、と思われている方に、今を乗り切るため、私が取り組んだ、小さな小さな工夫の数々を、共有したいと思います。
忙しい平日の工夫
家事はできる限り委託かつ手抜きで乗り切る
限られた在宅時間が家事で終わらないよう、家事を委託しました。委託先は、ほぼ機械です。ルンバ、食洗器、ドラム式洗濯機(乾燥機付き)をフル活用しています。
洗濯物を太陽にあててほかほかにすること、これはすごく幸せですが、この意識にとらわれると、自分の首を絞めます。まずは、仕事復帰で減ってしまった子どもとの時間を確保するため、3種の神器をフル活用しました。
食事は、ミールキットを利用しました、と言いたいところですが、わが子は早生まれで、復帰した際は、1歳前半だったため、大人向けのミールキットの味付けをそのまま食べさせるには、少し気が引けました。
そこで、1週間分のメニューをあらかじめ決め、その通りに料理をしました。
買い物は、1週間分の野菜と3日分の生鮮食品を週末に購入します。夕食で作るメニューは、できるだけ後から味を足せる料理、例えば煮物や炒め物、それから、ハンバーグなど個別に味付けができるものを中心にしました。
調理方法ですが、当日朝に8割~完成くらいまで仕上げておき、冷蔵庫に保管します。
保育園から帰ったら温めて仕上げをして配膳、後から大人用に味を付け足す、という流れを作りました。
週の真ん中頃に、ネットスーパーで生鮮食品を追加し、週の後半を乗り切りました。これで、平日の買い物を省略し、保育園から帰宅後、すぐに夕食が出せるようになりました。
その他、料理の工夫として、野菜など、切っておいても数日使えるものは、あらかじめ切って保管します。ニンジンと玉ねぎを混ぜあわせた、にんたまセットは、汁物にも炒め物にもなんでも使えるため、とっても便利でした。
しめじとえのきを混ぜて冷凍したキノコセット、薄揚げを切って冷凍したものも、汁物の具として重宝しました。
(旬のお野菜セットのお試しセットです。野菜好きの方におすすめです。)
保育園グッズは多めに準備する
家の収納にゆとりがある場合は、保育園グッズは、数日分あると便利です。
洗濯を忘れてしまったり、洗濯・乾燥する前に子どもと寝落ちしてしまった、という日もあります。保育園グッズが1セットや2セットだと、次の日に保育園に持って行くグッズがなくなり、朝、大慌てで洗濯したり乾かしたりすることになり、朝からどっと疲れてしまいます。
わが家は、毎日必要なスタイ、おしぼり、手ふきタオルは、3日分用意しています。洋服は、1週間分の必要枚数を用意しています。
もし置き場に余裕があるなら、1週間分用意するのもありだと思います。そのくらい、保育園グッズの枚数は、日々の家事の準備で、大きなウェイトを占めます。
1週間分のグッズがあると、平日に、洗濯のことを考えなくてすみます。
(ハンドタオルは年長さんまで使うので、長持ちするものがおすすめです)
収納の限界もあるので、収納場所と相談しながらになりますが、グッズは複数準備すると、生活が楽になります。
同様に、カトラリーセットやコップ、夏の水着なども、複数あると便利です。
週末の工夫
生活リズムを崩さない
子どもは、必死に新しい生活に慣れようとしています。保育園は、毎日の過ごし方やタイムスケジュールが、かなり正確に決まっています。息子の保育園の場合、午前のおやつ、昼食、お昼寝、午後のおやつの時間は、ほぼ固定されています。どこの保育園も、たいてい1日の流れががあると思います。
そこで、子どもが保育園に早く順応できるよう、土日もできるだけ保育園のリズムに合わせた生活を心がけました。
休日も朝寝坊は少しにしてきちんと起きる、昼食は保育園の時間(けっこう早い。わが子の園は、11時すぎだった(笑))に合わせる。お昼寝も、保育園のお昼寝時間と同じだけ、しっかり寝かせる。土日に出かける際も、お昼寝を考慮して、お昼寝中は移動時間にあたるようにスケジュールを組み、半日のお出かけならお昼寝時は家に帰るなど、小さな配慮をしました。
こうすることにより、子どもは生活リズムが整い、保育園でかかるストレスが軽減されたようです。
保育園のお昼寝でも、最初は親がいなくて泣いていましたが、1か月もしないうちに、スムーズに入眠できるようになりました。
保育園でお昼寝時間が固定されてくると、家でもお昼寝タイムにはしっかり眠くなるようで、寝かしつけがなくても、お昼寝をしてくれます。お昼寝をすると、夜の寝る時間が遅くなるのですが、これはもう仕方がないと割り切って、対策として、週末は親も一緒にお昼寝していました。
親もきちんと休息する
わが家の場合、お出かけは基本的に土曜日に集中させて、日曜日は休息日としました。
日曜日は、食材の買い物くらいで、ゆっくり過ごします。旅行の時は、できるだけ3連休を活用するか、可能であれば、金曜日に休みを取り、金曜日土曜日で行きます(休みが取れさえすれば、宿泊代金が安くなり予約も取りやすく、大変お得です。)。
平日は、仕事と家事・育児で、いわば戦いです。戦いに向かうためには、親にも休息が必要です。
子どもの発熱への工夫
保育園に行き始めると、子どもは熱を出します。これは、もう必然です。自分の子が、特別身体が弱いのではないか?と悩む必要はありません。熱を出すのが普通です。
時々遭遇する、「うちの子はほとんど熱を出さなかったのよ、休まなかったよ」という人、そのご家庭の子は、天然記念物です。特別に強いだけです。地球が滅亡するときは、その強い身体で頑張って生き残って、ホモサピエンスの子孫を残してもらいましょう。そのくらい特別です。
子どもが熱を出すと、しんどそうだし、病院への通院や、薬を飲ませるなど、必要な対応も増えるし、親も子も、夜、寝られないし、職場にも迷惑をかけるし、本当に大変ですね。
そこで、まずは子どもについて、体が楽になるようにしてあげました。
電動鼻水吸い器の導入
鼻をかむことができない間は、鼻水は流れっぱなしになり、中耳炎になったり、鼻水が喉に落ちてせき込んで寝られず、子どもも辛いです。
わが子は、鼻水吸引器で鼻水を吸ってあげると、一時的に楽になり、すっと寝付けるようになりました。親が口で吸うものもありますが、失敗すると子どもの風邪が親にうつります。子どもからもらう風邪は、なぜか強烈です。資金に余裕があれば、電動鼻水吸い器が、本当におすすめです。
耳や鼻が弱い子は、鼻水が続くと、頻繁に中耳炎になります。そのため、鼻をかめない間は、頻繁に小児科で鼻水を吸ってもらう必要が出てきます。
しかし、この機械があれば、鼻水くらいで小児科や耳鼻科に行く必要がなくなります。仕事が終わった後に、子どもを病院に通院させるのは、本当に大変ですから。
この機械の弱点は、かなりの音がするため、子どもはびっくりして、大泣きしますが、使い勝手としてはとても便利で、丈夫で、長く使えるので、お勧めです。
「おくすりのめたね」デビュー
お薬については、ゼリーやヨーグルト、「おくすりのめたね」などを活用しました。
育休中、離乳食を頑張ったお母さんほど、まだ甘いものは解禁していないし、と躊躇するかもしれませんが、ゼリーやプリンは、保育園のおやつで、けっこう早いうちから出てきますので、少し緩めてもよいのではないかと思います。
実際、「おくすりのめたね」を初めて息子に飲ませたときは、甘いものがよほどおいしかったらしく、嬉々として薬を飲んでいました。お薬を飲めずに、体調不良が長引くほうが、子どもも辛いです。ここは迷わず、お薬が飲める方法をお勧めします。
親の気持ちの切り替え
復帰してすぐ、子どもの病気でお休みすると、勤務先に申し訳なく、いたたまれない気持ちになりますよね。それで、子どもにも「早く治って~」と念をかけてしまいます。
でも、子どもは熱を出しながら、ウィルスをやっつけながら、強くなっていくものです。子どもが熱を出してお休み、というときは、気持ちを切り替えて、久々に子どもとゆっくり過ごせる、たまった家事をこなせる、撮り貯めていたドラマの録画を見られる、と切り替え、忙しい平日にはできなかったことをやるべきです。
また、子ども自身も身体がしんどいので、昼間はよく寝るため、寝ている間に、日ごろできない家事をしたり、意味もなく手の込んだ料理を作ることもありました。お母さんがピリピリしていても、子どもに良いことはありません。落ち着いて、気持ちをゆったりとさせましょう。
職場については、特に、子育て経験のあるお母さんが多い職場については、子どもは熱を出すもの、と、皆心の中では思っています。とりあえずひたすら頭を下げて、謝って、具体的に迷惑がかったら、お礼とともにさりげなく小さなお菓子でも配りましょう。
(定番のお菓子です。常に1袋あります。何かあった時はカバンに忍ばせて配ります)
(これはお高めですが、とっても喜ばれました。)
そして、子どもが少し強くなったとき、人の仕事もフォローできるよう、スキルを磨いておきましょう。大丈夫、すぐそのスキルが役に立つときがすぐに来ますよ。
最後に
復帰してすぐに体験する、保育園の壁。最初は、とてつもなく高そうで、本当に自分が乗り越えられるのか、不安になるものです。
しかし、たいていの子どもは、1か月くらいで、朝のお別れでこの世の終わりのように泣くことはなくなります。(さみしくてうるうる、ピエーと泣いちゃうは、もう少し続きますが)
また、半年もすれば、月に1回発熱するかしないかくらいまで、強くなります。そうすると、仕事のお休みも減ります。(冬になると、再び、インフルエンザという脅威は出てきますが)。
どの共働きの家庭も、同じような経験をしながら、同じように乗り越えてきたのです。辛くなったら、先輩ママに盛大に弱音を吐きながら、夫とも協力しながら、少しづつ乗り越えていってください。きっと大丈夫。しんどいのはあと少しです。
このブログを目にしてくださった、すべてのお父さん、お母さんを、応援しています。
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