保育園の入園申込が始まる時期ですね。
わが家は、2019年4月入園の保活で、フルタイム共働き育休明け、1歳4月の認可保育園の申込で、全滅しました。
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その際に学んだ、保育園の申込の際に注意しておくべき3つのことを紹介します。
1.申請書は正しく記載し、加点があれば取りに行く
保育園入園への活動、いわゆる保活は、点数がすべてです。
募集要領を隅から隅まで読んで、自分の持ち点をしっかり把握すること、加点があれば(取れる状況であれば)、きちんと取りに行き、それを申請書に正しく記載しましょう。申請書が誤った状態で、低く点数計算をされてしまい、保活に全滅してしまうことを防ぎます。
特に、労働時間の書き方や、育休明けかどうかなどは要注意です。この書き方で点数が変わってくることがあります。
申請書を提出する前に、間違いがないか再度確認し、申請書は提出前にコピーを取っておきます。(提出後でもチェックが可能になります。)
コピーさえあれば、申請後に事情が変わって加点が取れそうになったとき、市役所や区役所に相談しやすくなります。
加点を取りに行くとはどういうことか。
例えば、自治体によってはすでに保育園入園申請をしていて、一度選考に不承諾となっている方を優先したり、すでに仕事に復帰している方には加点する、など、独自のルールがあります。入園が内定したのに、自己都合で内定辞退をした場合はマイナスするということもあります。このあたりは、募集要項に書いていある自治体も多いです。
選考に1度不承諾になっている場合に加点があるのであれば、4月入園以前に、3月や2月にも選考申し込みをしておきます。
既に復帰していることが加点になるのであれば、加点が取れる最低限の勤務で、無認可園や家族に預けて職場復帰を早めて加点を取りに行くなどが可能です。
また、募集要項に書かれている点数以外にも、申請書に記載した情報は、選考に使われることがあることも、認識しておくべきです。
わが自治体は、祖父母の年齢を申請書に記載する必要があり、これが入園選考の際に考慮されていました。年齢が若い祖父母がいる家庭より、年齢が高い祖父母がいる家庭のほうが、優先されていたようです。
わが家が一次選考で全滅した後に、役所に聞いて分かったことです。
個人情報の問題があるので、役所も不要な情報を申請書に書かせたりしません。申請書に書かせる情報は、何かしら選考に利用されている可能性があります。
これは、祖父母の年齢について、記載するなとか、嘘を書けということではありません。(未記載だったり、嘘を書いたりすると、最悪、選考対象から外される可能性もあります。)
祖父母の年齢が考慮されるなら、祖父母が若い場合、選考で、育休明け第一子で横並びになった時に、祖父母の年齢が高い人に負けてしまうかもしれないことを認識しておくべき、ということです。(次の、「希望順位を妥協する」ことにつながります)
2.どうしても認可園に入園したいなら、希望順位は多少は妥協することも必要
入園選考の持ち点が同点の場合は、希望順位が高い者を優先する、という規定がある市区町村が多いです。
この「希望順位が高いほうを優先する」とはどういうことか説明します。
保育園 A (定員3人)
保育園 B (定員3人)
保育園 C (定員6人)
自分はこの3園を希望しているとしてABCの順に第一希望から第三希望として申請をしました。
この場合、希望順位が高い方を優先するという自治体では、例えばC園の選考の際には、自分と同じ点数の人でも、C園を第一希望や第二希望にしている人を優先してC園に入園させるということです。
ではどのような場合にこの希望順位が問題になるか説明します。
例えば、同じ地域には、兄弟がすでに保育園に通っているフルタイム共働き家庭が6家族あり、そのうち5家族が、下の子をA園に入れたいと希望しました。
この場合、兄弟がいる家庭は通常、兄弟加点がありますから、自分が保育園Aを第一希望にしても、兄弟加点を持っている家庭に点数で負けます。
自分は第二希望のB園に回されます。
B園には、兄弟加点がある家庭のうち1家庭がB園を第一希望にしていたほか、先ほどのA園を落ちた兄弟加点のある2家庭も、第2希望で保育園Bを希望していました。A園と同じく、兄弟加点で点数が負けますから、その兄弟加点のある3人で定員がうまってしまい、あなたは第三希望のC園に回されます。
C園には、C園を第一希望にしているフルタイム共働き自分と同点数の家庭が5家庭あり、同じくC園を第二希望にしていたフルタイム共働き自分と同じ点数の家庭が3家庭ありました。
すると、フルタイム共働きという点数は同じなのに、自分はC園を第三希望で書いていたので、第一希望、第二希望の人で、C園の定員が埋まってしまいます。
この場合、自分は全滅することになります。
しかし、もし申請時に自分がC園を第一希望にしていれば、問題なくC園で入園可能になっていましたし、C園を第二希望にしていても入園できる可能性がありました。
このように、点数が同点の場合に希望順位が高いほうを考慮する、というルールがある自治体では、希望順位は大切です。
特に0歳4月や1歳4月などの、フルタイム共働きの育休明け同点の人が多いタイミングの場合は、是が非でも認可園を入園したいのなら、一番行きたい園を第一希望にしないという勇気も必要です。
3.市(区)役所の説明を全面的に信じてはいけない
最近は、保育コンシェルジュと呼ばれる方を置く自治体が増えてきていますが、コンシェルジュの方でも、短期間雇用の方の場合は、実際の経験が少ないので、アドバイスがあてにならないことがあります。
あいまいな表現は信じず、前年の最低点や、募集人員の増減、新設園の予定など、具体的なデータを収集しましょう。
わが家は、役所にいる保育コンシェルジュの方から、フルタイム育休明け1歳4月入園であれば、人気園ばかり希望しなければどこかには入園可能と聞いていましたが、結果は人気園ばかり希望したわけではなかったのに、全滅でした。もっと情報収集をしておくべきだったと痛感しました。
また、コンシェルジュの方から「それは教えられない」と言われても、もう少し粘れば、そしてコンシェルジュではなく上司の方なら、教えてくれる情報もあります。頑張って情報収集に努めましょう。
さらに、最新の保育園周辺の住宅事情も大切です。住宅情報誌やネットで、こういった新築マンション、新築分譲地域などがないか、確認しましょう。ファミリー向けマンションが1棟建てば、とたんに周辺の保育園の倍率は上がります。
こういう情報も、市役所では分かっている場合があります。できるだけ具体的に、必要な情報を収集してください。
最後に
わが家の保活は、成功体験ではありませんが、失敗から分かったことがたくさんあります。
わが家の失敗が、どなたかのお役に立てば幸いです。
みなさんの保活でのご検討を祈念しています。
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